日付が変わって、昨日9月12日に行われた『第21期 竜王戦』挑戦者決定三番勝負第3局。
羽生 善治 名人と木村 一基 八段の間で争われた挑戦権の行方…1勝1敗で迎えて、本局で渡辺 明 竜王への挑戦者が決まる一戦でしたが、結局23時18分、180手までの大熱戦を、羽生 善治 名人が制して、『第21期 竜王戦』の挑戦権を獲得しました。
本局を、ごく簡単に振り返ってみます。
戦型は、角換わり向かい飛車から、その後、両対局者共に穴熊に玉を囲っての力勝負となりました。
図の局面では、先手の木村八段の方がやや良かったように思いますが、後手の羽生名人が放った126手目の△7七銀の鋭い踏み込みから、先手の穴熊の方が堅さに勝っていたのに、陣形がみるみる乱れていきます。
この手から羽生名人の先手玉に迫る手が続きます。
図が、羽生名人がまたもや踏み込み鋭く放った、140手目の△6五銀打。
先の126手目とこの手が、本局で小生が非常に印象に残った手です。
この時点では、もはや羽生名人が攻める一方で、先手玉に迫る手を休めず、木村八段は先手なのに、必死に受ける一方でした。
この辺りの指し回しは、羽生名人…さすがでしたね。
図が投了図になりますが、以下は▲8八玉としても、△7七銀で見事に詰みます。
126手目の図から、1~4筋でほとんど駒の動きがなかったことから、あの△7七銀の踏み込みが如何に鋭かったか…という事を物語っているように感じます。
その意味では、最後は差がついてしまった内容でしたね。
さて、これで羽生名人の自身2度目となる、今年度中の『七冠制覇』にも望みが繋がりました。
そして何より、10月18日・19日にフランスで開幕する『第21期 竜王戦』は、両対局者のどちらが戴冠しても、『永世竜王』の称号を獲得するという最高の盛り上がりとなること必至です。
正直、どちらを応援するか…ファンとしては贅沢な悩みを抱えることにはなりますが、ファンとしても最高に盛り上がること必至の『第21期 竜王戦』の戦況の行方を、体調万全で見届けたいですね。
両対局者の健闘を、とにかくファンとしてはお祈り申し上げたいですし、忘れられない最高のシリーズになって欲しいと願うだけです。
いずれにしても、盛り上がること必至の今期の竜王戦…今から凄く楽しみですね。
羽生 善治 名人と木村 一基 八段の間で争われた挑戦権の行方…1勝1敗で迎えて、本局で渡辺 明 竜王への挑戦者が決まる一戦でしたが、結局23時18分、180手までの大熱戦を、羽生 善治 名人が制して、『第21期 竜王戦』の挑戦権を獲得しました。
本局を、ごく簡単に振り返ってみます。
戦型は、角換わり向かい飛車から、その後、両対局者共に穴熊に玉を囲っての力勝負となりました。
図の局面では、先手の木村八段の方がやや良かったように思いますが、後手の羽生名人が放った126手目の△7七銀の鋭い踏み込みから、先手の穴熊の方が堅さに勝っていたのに、陣形がみるみる乱れていきます。
この手から羽生名人の先手玉に迫る手が続きます。
図が、羽生名人がまたもや踏み込み鋭く放った、140手目の△6五銀打。
先の126手目とこの手が、本局で小生が非常に印象に残った手です。
この時点では、もはや羽生名人が攻める一方で、先手玉に迫る手を休めず、木村八段は先手なのに、必死に受ける一方でした。
この辺りの指し回しは、羽生名人…さすがでしたね。
図が投了図になりますが、以下は▲8八玉としても、△7七銀で見事に詰みます。
126手目の図から、1~4筋でほとんど駒の動きがなかったことから、あの△7七銀の踏み込みが如何に鋭かったか…という事を物語っているように感じます。
その意味では、最後は差がついてしまった内容でしたね。
さて、これで羽生名人の自身2度目となる、今年度中の『七冠制覇』にも望みが繋がりました。
そして何より、10月18日・19日にフランスで開幕する『第21期 竜王戦』は、両対局者のどちらが戴冠しても、『永世竜王』の称号を獲得するという最高の盛り上がりとなること必至です。
正直、どちらを応援するか…ファンとしては贅沢な悩みを抱えることにはなりますが、ファンとしても最高に盛り上がること必至の『第21期 竜王戦』の戦況の行方を、体調万全で見届けたいですね。
両対局者の健闘を、とにかくファンとしてはお祈り申し上げたいですし、忘れられない最高のシリーズになって欲しいと願うだけです。
いずれにしても、盛り上がること必至の今期の竜王戦…今から凄く楽しみですね。