imuimuさんの、この記事と、あえてタイトルを一緒にした。
9月23日の『ニュースウォッチ9』を見ていて触発されたので、書こうとは思っていたけれど、imuimuさんに、先を行かれてしまった(冷汗)。
でも、私なりに感じていることを書いてみようと思う。
10月1日から値上げされるタバコ。
この値上げは、愛煙家にとってはどうなのだろうか?。
私はタバコを全く吸わないので、愛煙家の皆さんの気持ちは、正直分からない。
しかし、値上げ幅が過去最も大きいという衝撃は少なからずあるはずで、これを機に「禁煙」に挑戦という動きはあるようだ。
「禁煙内科」も繁盛しているらしく、私の勤務先の診療所でも、禁煙を奨めてはいる。
その「禁煙挑戦者」に対し、禁煙内科医の多くが処方していると思われるのが、この薬(添付文書は、こちら)。
こちらにも丁寧に説明はされているし、勤務先の診療所でも処方されているが、凄く効くらしい。
中枢神経系の作動薬なので、うつの薬等と同時に服用することは慎重を要すると思われるが、とにかく良く効くという話を耳にする。喫煙による「満足感」が「嫌悪感」に変わる程というのだから、凄い時代になったなぁ(「怖いなぁ」という言い方もできる)…というのが率直な感想。
でも、なんでも「パーフェクト」がないのと同じで、この薬で禁煙に成功しても、「かつての記憶」まで消し去ることはどうも困難で、ついついタバコに手が伸び、「おっと」なんていう涙ぐましい努力もあるとかないとか…。
また、禁煙に成功した事で、食欲が旺盛…つまり、「健康」に「なりすぎ」てしまい、血中悪玉コレステロールや中性脂肪値が急激に高くなって、逆に「不健康」な状態に陥るという事例も散見されるようであり、トータルバランスの維持の難しさを感じさせる。
そこで、私の持論を展開するが、私は、愛煙家にとって、タバコは「嗜み」であれば、値上げされようが、多分そんなことお構いなしに「嗜み続ける」ものではないかと思っている。
その「嗜み」が、生活の一部なわけだし、それはそれでありだと思うし、尊重もする。
実際、私の父は、「禁煙」を口にしても、結果的に「三日坊主」で終わっているし、今も1人で、中小企業を中心に企業コンサルタントとして現役で仕事をしている上でも、多少なりとも喫煙者であることで得をしている面はあるのかもしれない。
そんな父を見ているので、「禁煙」が如何に楽ではない事は理解しているつもりである。
だから、愛煙家に対し、無理に「禁煙しなさい」とは、さすがに言えない。
今の時代、禁煙者と喫煙者を「隔離」するため、喫煙者に対し「喫煙室」を設けているところが殆どであるが、喫煙者の気持ちは、喫煙者が良く知るという点で、「ノミュニケーション」じゃないけれど、喫煙者同士のコミュニケーションは、案外円滑であるという話も聞く。それはそれで、とっても尊重できるし、だから私は、自身が喫煙者ではなくても、目の前で喫煙者にタバコを吸われても、なんとも思わないし、極端な話、新幹線で喫煙者と一緒に「禁煙車ではない車両」の指定席に座らされても、気にはならない。もちろん、「受動喫煙」のリスクは覚悟の上で…である。
ところで、喫煙が様々な疾病の発症のきっかけになることは、読者の皆さんでも、よくご存じであろうと思う。
肺癌はもちろんであるが、消化器系の癌(その最たるものが、食道癌であろう)を惹起する事は、当たり前の知識にもなっている。
これは2年前の春の出来事である。
大学(学部卒の方)の研究室の同窓会で、司会を任された時である。
(2年前は、「当番」で幹事が回ってきたので、研究室が一緒だった仲間と共に「世話役」を務めた。)
ある来賓の先生は、私が学生の時からもそうであるが、ある意味人命に関わる学問の学者でありながら、現在も「ヘビースモーカー」という言葉がぴったりの愛煙家でいらした。
その先生が、私が祝辞を賜ろうと思いマイクを向けたところ、こうご挨拶なさった。
「私は、タバコを止めることは毛頭考えていない。なぜなら、タバコの吸い過ぎが直接的な死因となって亡くなった人は、未だかつていないからだ。」
これにはさすがに驚いたが、同時に説得力も伴っていたため、納得もできた。
話を戻すと、タバコは、肺癌にしろ、食道癌にしろ、発癌を確かに「惹起」はする。
しかし、所詮「惹起」するに過ぎない。
ニコチンには、確かに致死量はあるが、それを一度に超えない限りは、「致死」には至らない。それ自身に発癌性があるわけでもない。
したがって、「タバコの吸い過ぎ」が「直接的な死因」となって命を亡くした…という症例は、私の知る限りでもないのだ。そう、先生の仰る通りなのである。
だとしたら…愛煙家にとって、タバコを「嗜む」ことは、なんら問題はない。
禁煙者の前で、ある意味「エチケット」さえ守っていただければ済むだけの事。
したがって、「禁煙」もそう楽ではないし、「嗜む」程度で、それを楽しみにしている愛煙家にとっては、繰り返しになるが、もう「生活の一部」だから、多分、目の前にタバコがあれば吸ってしまうだろうし、いくら値上げされても買い続けて吸うであろう。
imuimuさんの私のコメントに対するレスにもある様に、「必要悪」なのかもしれない。
タバコとは、そういうものである…と、私は思っている。
今回の値上げを期に、「禁煙」に励むのも良し。「健康を損なわない」という側面が確かにあるのだから、尚更宜しい。
今のうちに大量に購入して「一時しのぎ」をしても良し。
変わらず淡々と嗜むのも良し。
ただ、「大量購入」は、湿気を吸って「風味」が落ちるのではないか?と思うので、そんなに購入して…という点で、若干理解には苦しむが。
飲酒もそうであるが、愛煙家にとっての喫煙も、「嗜む」程度であれば、少なくても「メンタル面」では「百薬の長」ではあると思うので、上手に付き合っていきたいものである。
9月23日の『ニュースウォッチ9』を見ていて触発されたので、書こうとは思っていたけれど、imuimuさんに、先を行かれてしまった(冷汗)。
でも、私なりに感じていることを書いてみようと思う。
10月1日から値上げされるタバコ。
この値上げは、愛煙家にとってはどうなのだろうか?。
私はタバコを全く吸わないので、愛煙家の皆さんの気持ちは、正直分からない。
しかし、値上げ幅が過去最も大きいという衝撃は少なからずあるはずで、これを機に「禁煙」に挑戦という動きはあるようだ。
「禁煙内科」も繁盛しているらしく、私の勤務先の診療所でも、禁煙を奨めてはいる。
その「禁煙挑戦者」に対し、禁煙内科医の多くが処方していると思われるのが、この薬(添付文書は、こちら)。
こちらにも丁寧に説明はされているし、勤務先の診療所でも処方されているが、凄く効くらしい。
中枢神経系の作動薬なので、うつの薬等と同時に服用することは慎重を要すると思われるが、とにかく良く効くという話を耳にする。喫煙による「満足感」が「嫌悪感」に変わる程というのだから、凄い時代になったなぁ(「怖いなぁ」という言い方もできる)…というのが率直な感想。
でも、なんでも「パーフェクト」がないのと同じで、この薬で禁煙に成功しても、「かつての記憶」まで消し去ることはどうも困難で、ついついタバコに手が伸び、「おっと」なんていう涙ぐましい努力もあるとかないとか…。
また、禁煙に成功した事で、食欲が旺盛…つまり、「健康」に「なりすぎ」てしまい、血中悪玉コレステロールや中性脂肪値が急激に高くなって、逆に「不健康」な状態に陥るという事例も散見されるようであり、トータルバランスの維持の難しさを感じさせる。
そこで、私の持論を展開するが、私は、愛煙家にとって、タバコは「嗜み」であれば、値上げされようが、多分そんなことお構いなしに「嗜み続ける」ものではないかと思っている。
その「嗜み」が、生活の一部なわけだし、それはそれでありだと思うし、尊重もする。
実際、私の父は、「禁煙」を口にしても、結果的に「三日坊主」で終わっているし、今も1人で、中小企業を中心に企業コンサルタントとして現役で仕事をしている上でも、多少なりとも喫煙者であることで得をしている面はあるのかもしれない。
そんな父を見ているので、「禁煙」が如何に楽ではない事は理解しているつもりである。
だから、愛煙家に対し、無理に「禁煙しなさい」とは、さすがに言えない。
今の時代、禁煙者と喫煙者を「隔離」するため、喫煙者に対し「喫煙室」を設けているところが殆どであるが、喫煙者の気持ちは、喫煙者が良く知るという点で、「ノミュニケーション」じゃないけれど、喫煙者同士のコミュニケーションは、案外円滑であるという話も聞く。それはそれで、とっても尊重できるし、だから私は、自身が喫煙者ではなくても、目の前で喫煙者にタバコを吸われても、なんとも思わないし、極端な話、新幹線で喫煙者と一緒に「禁煙車ではない車両」の指定席に座らされても、気にはならない。もちろん、「受動喫煙」のリスクは覚悟の上で…である。
ところで、喫煙が様々な疾病の発症のきっかけになることは、読者の皆さんでも、よくご存じであろうと思う。
肺癌はもちろんであるが、消化器系の癌(その最たるものが、食道癌であろう)を惹起する事は、当たり前の知識にもなっている。
これは2年前の春の出来事である。
大学(学部卒の方)の研究室の同窓会で、司会を任された時である。
(2年前は、「当番」で幹事が回ってきたので、研究室が一緒だった仲間と共に「世話役」を務めた。)
ある来賓の先生は、私が学生の時からもそうであるが、ある意味人命に関わる学問の学者でありながら、現在も「ヘビースモーカー」という言葉がぴったりの愛煙家でいらした。
その先生が、私が祝辞を賜ろうと思いマイクを向けたところ、こうご挨拶なさった。
「私は、タバコを止めることは毛頭考えていない。なぜなら、タバコの吸い過ぎが直接的な死因となって亡くなった人は、未だかつていないからだ。」
これにはさすがに驚いたが、同時に説得力も伴っていたため、納得もできた。
話を戻すと、タバコは、肺癌にしろ、食道癌にしろ、発癌を確かに「惹起」はする。
しかし、所詮「惹起」するに過ぎない。
ニコチンには、確かに致死量はあるが、それを一度に超えない限りは、「致死」には至らない。それ自身に発癌性があるわけでもない。
したがって、「タバコの吸い過ぎ」が「直接的な死因」となって命を亡くした…という症例は、私の知る限りでもないのだ。そう、先生の仰る通りなのである。
だとしたら…愛煙家にとって、タバコを「嗜む」ことは、なんら問題はない。
禁煙者の前で、ある意味「エチケット」さえ守っていただければ済むだけの事。
したがって、「禁煙」もそう楽ではないし、「嗜む」程度で、それを楽しみにしている愛煙家にとっては、繰り返しになるが、もう「生活の一部」だから、多分、目の前にタバコがあれば吸ってしまうだろうし、いくら値上げされても買い続けて吸うであろう。
imuimuさんの私のコメントに対するレスにもある様に、「必要悪」なのかもしれない。
タバコとは、そういうものである…と、私は思っている。
今回の値上げを期に、「禁煙」に励むのも良し。「健康を損なわない」という側面が確かにあるのだから、尚更宜しい。
今のうちに大量に購入して「一時しのぎ」をしても良し。
変わらず淡々と嗜むのも良し。
ただ、「大量購入」は、湿気を吸って「風味」が落ちるのではないか?と思うので、そんなに購入して…という点で、若干理解には苦しむが。
飲酒もそうであるが、愛煙家にとっての喫煙も、「嗜む」程度であれば、少なくても「メンタル面」では「百薬の長」ではあると思うので、上手に付き合っていきたいものである。