◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

こっちのASKAは芸術的な会計処理

2016-01-15 | 会計・株式・財務
先日のASKAの長文ブログ騒動、一体何だったんですかね。
まぁ気を取り直して、今回はその向こうを張って、「短文」で勝負するとしましょう。


14日は11月決算会社の短信がドッと開示され、私もざっと見ておりましたが、
この会社に注目しました。

主力の自動車部品セグメントが2期連続で営業赤字となったため「減損の兆候あり」。
自動車部品セグメントの有形固定資産は80億円以上もあります(昨年の有報より)。
一体、どんだけ減損損失を計上したのかPLを見てみますと、計上されたのは、たったの▲24百万円。
この結果、連結純損益は32百万円とギリギリ黒字で着地しております。

うーん、芸術的。


でも、亡くなった阿藤海さんではないですが、「なんだかなー」って思いません?
短信注記も省略され、投資家からのチェックが入りにくくなっており、まさにブラックボックス。

またいきます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 総合商社業界を揺るがすもう... | トップ | 健康コーポレーションの業績... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

会計・株式・財務」カテゴリの最新記事