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健康コーポレーションの業績は「結果にコミット」してきたか?

2016-01-18 | 会計・株式・財務
ライザップでお馴染みの健康コーポレーションが3Q決算を発表しました。
「結果にコミット」は昨年の流行語大賞にもノミネートされましたが、そもそも親会社である当社は、これまで期初計画を達成してきたのでしょうか?要するに、親会社も投資家・株主対して結果にコミットしてきたのか?
ふと、こんな素朴な疑問が浮かびました。

そこで、過去5年間の売上高と経常利益の期初業績予想と実績を比較してみました(単位は百万円)。
(すでにどなたか検証されていたらすいません。私は普段他の方のブログ等は見ないもので・・・・)

そこには驚愕の結果が!

決算期 区分 売上高 経常利益
----------------------------------
2015/3 実績 39,101 1,946
2015/3 予想 37,062 1,931

2014/3 実績 23,910 1,303
2014/3 予想 21,361 1,168

2013/3 実績 17,840 941
2013/3 予想 20,228 967

2012/3 実績 13,445 938
2012/3 予想 13,593 781

2011/3 実績 13,574 1,140
2011/3 予想 12,001 1,193



予想との乖離率(実績÷予想-1)を各年ごとに算出し、5期単純平均を出してみますと、売上高は期初計画を+3.5%上回り、経常利益も+5.1%と予想を上回って着地しております。業績に関しても結果にコミットしていると言っていいでしょう。厳しい業界環境下で立派なものです(ただ、ちょっと綺麗すぎるかな)。
今期業績がどう着地するか楽しみです。


ただ、東芝の例もあり、個人的には、利益に余りコミットし過ぎぎないほうが宜しいかと・・・・・・。

またいきます。

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