いつもご覧下さり、誠にありがとうございます。
本日は、会計士協会で「ソフトバンク流 明日から使える!プレゼンテーション研修」を受講しました。
ソフトバンクのプレゼンは分かりやすいと評判で、こんな本も出ており、私も先日、予習をかねて購入しました。
ところが、講師の方によりますと、現在のソフトバンクのプレゼン理論を学ぶには下記の本が良いとのお話。これから勉強される方はぜひご参考下さい。
さて、肝心の研修の中身ですが、備忘をかねて、ポイントをざっくりと記載します。
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■プレゼンの定義=聴き手に行動させること。ポイントは「構成」(ストーリー作り)と「表現」。
■構成=①目的、②内容、③順序
①目的=誰に(個人を特定すること!)、何を(具体的なモノ・コト)、どうして欲しい?(承認が欲しい?意見が欲しい?)を明確にする。
さらに効果を高めるためには、(目的を)「口頭で伝える」+「資料に明示する」(例:・・・・についてご承認頂きたい)
②内容=相手に行動させるためには「相手が知りたいことを考える」。
結論(最も伝えたいメッセージ)+根拠(結論を納得させるための情報)+相手の利益(行動することで相手が得られる利益)
ソフトバンクでは特に根拠を重視。
③順序=状況に応じてパターンを変える。主に、結論先行型と問題提起型(結論を後に提示)
順序を決めるポイント=「1スライド1メッセージ」→余分なものを削ぎ落としで「シンプルに作る」勇気が必要!
■表現=伝えたいメッセージへの視線誘導手段として「図解」と「強調」が重要!
①図解化=次の4つの目的のいずれかに合致するのなら図解化は有効。合致しなければ箇条書き等の方が有効。
・理解を助ける ・興味をわかせる ・記憶に留める ・時間の節約
図解化の王道パターンとしては、「変化」「対比」「並列」「流れ」がある。
シンプルに作ると余白が大きくなるが、「余白を恐るな!」
②強調=色の使い方・選び方のポイント
①「グレーアウト」の活用。
色をあえて抜くことによって強調する(矢沢永吉のプレミアムモルツCMが好例)。
②カラフルよりシンプルを推奨(2~3色、かつ同系色の濃淡を使うのがベター)
③ソフトバンクの暗黙ルール
青系=ポジティブ情報
赤系=ネガティブ情報
■レイアウト
・表紙タイトルの下にメッセージ(最も伝えたい内容)を簡潔に書くこと!(忘れがちなので注意!)
メッセージは13文字以内に抑える。
・ソフトバンクでは「目線の誘導」をうまく行うために、メッセージの位置をどのページでも固定するようにしていると。
■その他
・5分間のプレゼンであれば、7~9枚が限度。
まだ伝えたいことがあったり、質疑に堪えうる水準にしたい場合には、アペンディックスを付けておく。
・プレゼンはプレゼントが語源。語源にすべて集約されている。大切な思いをこめて相手の立場に立って考える。
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ざっとこんな感じでしょうか。
以上の知識を前提に、ソフトバンクの最新プレゼン資料を見てみましょう。より理解が深まるかと思います。
2017年3月期 第3四半期 決算説明会 プレゼンテーション資料
確かに分かりやすい。左側に図表、右側にシンプルなメッセージとなっていますね。
・・・・しかし、プレゼン資料はいいとして、次は有価証券報告書をもっとわかりやすくして欲しいですよね。
なんせ、2016年3月期で320ページもあるんですから。屈指のボリュームです。誰が精読してんだか。
またいきます。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日は、会計士協会で「ソフトバンク流 明日から使える!プレゼンテーション研修」を受講しました。
ソフトバンクのプレゼンは分かりやすいと評判で、こんな本も出ており、私も先日、予習をかねて購入しました。
世界のトップを10秒で納得させる資料の法則 | |
三木 雄信 | |
東洋経済新報社 |
ところが、講師の方によりますと、現在のソフトバンクのプレゼン理論を学ぶには下記の本が良いとのお話。これから勉強される方はぜひご参考下さい。
社内プレゼンの資料作成術 | |
前田 鎌利 | |
ダイヤモンド社 |
さて、肝心の研修の中身ですが、備忘をかねて、ポイントをざっくりと記載します。
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■プレゼンの定義=聴き手に行動させること。ポイントは「構成」(ストーリー作り)と「表現」。
■構成=①目的、②内容、③順序
①目的=誰に(個人を特定すること!)、何を(具体的なモノ・コト)、どうして欲しい?(承認が欲しい?意見が欲しい?)を明確にする。
さらに効果を高めるためには、(目的を)「口頭で伝える」+「資料に明示する」(例:・・・・についてご承認頂きたい)
②内容=相手に行動させるためには「相手が知りたいことを考える」。
結論(最も伝えたいメッセージ)+根拠(結論を納得させるための情報)+相手の利益(行動することで相手が得られる利益)
ソフトバンクでは特に根拠を重視。
③順序=状況に応じてパターンを変える。主に、結論先行型と問題提起型(結論を後に提示)
順序を決めるポイント=「1スライド1メッセージ」→余分なものを削ぎ落としで「シンプルに作る」勇気が必要!
■表現=伝えたいメッセージへの視線誘導手段として「図解」と「強調」が重要!
①図解化=次の4つの目的のいずれかに合致するのなら図解化は有効。合致しなければ箇条書き等の方が有効。
・理解を助ける ・興味をわかせる ・記憶に留める ・時間の節約
図解化の王道パターンとしては、「変化」「対比」「並列」「流れ」がある。
シンプルに作ると余白が大きくなるが、「余白を恐るな!」
②強調=色の使い方・選び方のポイント
①「グレーアウト」の活用。
色をあえて抜くことによって強調する(矢沢永吉のプレミアムモルツCMが好例)。
②カラフルよりシンプルを推奨(2~3色、かつ同系色の濃淡を使うのがベター)
③ソフトバンクの暗黙ルール
青系=ポジティブ情報
赤系=ネガティブ情報
■レイアウト
・表紙タイトルの下にメッセージ(最も伝えたい内容)を簡潔に書くこと!(忘れがちなので注意!)
メッセージは13文字以内に抑える。
・ソフトバンクでは「目線の誘導」をうまく行うために、メッセージの位置をどのページでも固定するようにしていると。
■その他
・5分間のプレゼンであれば、7~9枚が限度。
まだ伝えたいことがあったり、質疑に堪えうる水準にしたい場合には、アペンディックスを付けておく。
・プレゼンはプレゼントが語源。語源にすべて集約されている。大切な思いをこめて相手の立場に立って考える。
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ざっとこんな感じでしょうか。
以上の知識を前提に、ソフトバンクの最新プレゼン資料を見てみましょう。より理解が深まるかと思います。
2017年3月期 第3四半期 決算説明会 プレゼンテーション資料
確かに分かりやすい。左側に図表、右側にシンプルなメッセージとなっていますね。
・・・・しかし、プレゼン資料はいいとして、次は有価証券報告書をもっとわかりやすくして欲しいですよね。
なんせ、2016年3月期で320ページもあるんですから。屈指のボリュームです。誰が精読してんだか。
またいきます。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。