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阪神タイガース、村上ファンドに逆転“サヨナラ“勝ちか?

2006-02-21 | 事業再生・M&A

またまたキャッチータイトルで申し訳ありません。
ただ、中身はチャチですけど。

しかし、阪神ファンの嬉しい気持ちを代弁しているかも知れません。
(ただ・・・私は東京ヤクルトスワローズファンですが・・・・)

まずは日経新聞から。
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村上ファンドの阪神株、野村系が買い取りに名乗り

 村上世彰氏が率いる投資ファンド(村上ファンド)が発行済み株式の約44%を
保有する阪神電気鉄道株の買い手として野村証券グループの投資会社、
野村プリンシパル・ファイナンスが名乗りを上げていることが21日、明らかになった。
京阪電気鉄道や南海電気鉄道、近畿日本鉄道など関西の大手私鉄などを中心に
出資を呼び掛ける案が浮上している。  

村上氏は当初、阪神電鉄株を長期保有し企業価値向上をめざす構えを示していた。
ただ、阪神タイガースの上場提案が受け入れられないなど交渉が進ちょくしないこと
から、野村などは村上氏側も利益確定に軸足を移したとみている。
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【コメント】
①予想していた通りの展開になりそうです。
  2/6付拙稿「村上ファンドの変質?」でこう書いておりました。    http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/ed2c02d3747711a54845d3ed56144559

  先日、村上氏が講演をした衆議院議員(旧通産省で村上氏の後輩)主催の
  講演会(in神戸)のニュースを見て、
  「阪神株についても弱気モードになっている!EXITを考えているんじゃないかなー。」
  という印象を受けました。   

  ボディガードを付けるものものしさ。 ということは何か危害が加わる事態を想定
  しているってことですよね。 村上ファンドは別に株式上場しているわけでも
  ないので、違和感を感じます。  

  でも神戸という土地柄を考えると、もしかしたら・・・ってことでしょうか? 
  その筋の方から恨みをかっているってことなのでしょうか?  


②何故EXITするのか?  改めて考えました。
  毎度恒例の邪推です。   

   ・阪神甲子園球場を巡る“利権”に手を出せないことが分かったから?、
   ・ ライブドアショック等を受けてファンド資金の引き上げが進んでいる?  

  どれも当たっているかも。  
  資金引き上げがないとしたら、売却して回収した資金は、選択2月号で取り沙汰
  されている「電通」にでも行くのでしょうかねぇ?
  次の投資先に注目です。 


③それにしても、野村プリンシパル。
  「渡りに舟」というのはこのことではないでしょうか?  
  
  昨年末に発表された、セブン&アイホールディングスへのミレニアムリテイリング
  売却により1千億円超のキャッシュを回収した(又は、する)ところ。

  そこに阪神株の買受案件が来れば、資金を実に有効に活用することができます。
  実現するかは不透明ですけれど、この商才はさすが、ですね。


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