お疲れさまです。
私の愛読誌の1つ、「金融ビジネス2010WINTER号」
p.100「深層海流」に
「三井住友銀行が仲介する「アサヒビール―JT統合劇」という
興味深い記事がありましたので簡単にご紹介。
詳細は現物をご確認いただきたいのですが、要するに・・・、
・政府はJT株式を常時2分の1以上にあたる株式を保有しなければならないうえ、
JTがアルコール飲料といった新規事業を手掛けることを政府が認めるかは
全く視界不良。このため、JT本体との経営統合や合併は極めて望みが薄い。
・そこで法的規制をクリアするために、JTの食品関連の中核子会社となった
旧・カト吉とアサヒを一本化させてJTの傘下に入れよう!
という構想が出ているとのことです。
実は昨年秋には月刊誌「選択」でもほぼ同様な観測記事を出しておりましたので、
正直、新鮮味はありません。
しかし、海外ビール再編に乗り遅れたアサヒ、
一方で増税などもあり喫煙人口減に悩まされ
食品事業の収益拡大が喫緊の課題となっているJT。
結構相性がいいのではないかと見ております。
ただし、ビール大手はこれまで第三のビールなど国税当局と酒税を巡ってバトルを
繰り広げてきた歴史があります。
一方、JTの大株主は財務大臣。国税庁は財務省の外局です。
心理的な抵抗感はないとは言えません。
・・・・・意外とこんなところが統合のネックになるかも知れませんね。
それでは、またいきます。
※スポンサーリンク、「もしご興味のあるものがございましたら」クリック下さいね。
私の愛読誌の1つ、「金融ビジネス2010WINTER号」
p.100「深層海流」に
「三井住友銀行が仲介する「アサヒビール―JT統合劇」という
興味深い記事がありましたので簡単にご紹介。
金融ビジネス 2010年 02月号 東洋経済新報社 |
詳細は現物をご確認いただきたいのですが、要するに・・・、
・政府はJT株式を常時2分の1以上にあたる株式を保有しなければならないうえ、
JTがアルコール飲料といった新規事業を手掛けることを政府が認めるかは
全く視界不良。このため、JT本体との経営統合や合併は極めて望みが薄い。
・そこで法的規制をクリアするために、JTの食品関連の中核子会社となった
旧・カト吉とアサヒを一本化させてJTの傘下に入れよう!
という構想が出ているとのことです。
実は昨年秋には月刊誌「選択」でもほぼ同様な観測記事を出しておりましたので、
正直、新鮮味はありません。
しかし、海外ビール再編に乗り遅れたアサヒ、
一方で増税などもあり喫煙人口減に悩まされ
食品事業の収益拡大が喫緊の課題となっているJT。
結構相性がいいのではないかと見ております。
ただし、ビール大手はこれまで第三のビールなど国税当局と酒税を巡ってバトルを
繰り広げてきた歴史があります。
一方、JTの大株主は財務大臣。国税庁は財務省の外局です。
心理的な抵抗感はないとは言えません。
・・・・・意外とこんなところが統合のネックになるかも知れませんね。
それでは、またいきます。
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