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映画「ゆれる」に思う -オダギリジョーの演技は期待をウラギラナイジョ~!

2006-08-06 | 映画・音楽系雑感
久々に映画ネタ。

まずは、最近の話題作。
ジブリの新作「ゲド戦記」。
私は観ていませんが、yahooの映画レビューを見ておりますと
「低評価」で大変なことになってます。

で、この映画はご存知のとおり、日本テレビとタイアップ。
期待を煽るだけ煽って、観た人を失望させる、という意味では、
亀田興毅とTBSとの関係に非常に似ていますね。

これが民放キー局のタイアップ戦略ということなのでしょうか。


で、へそまがりな私は、「ゆれる」を新宿で観ました。
土曜の午前11時35分からの回でしたが、満席(130席)。
主演のオダギリジョーお目当ての女性のお客さんが多かったですね。
映画の概要は公式HPからどうぞ。
http://www.yureru.com/splash.html

そもそも私がこの映画に興味を持ったのは、
日経夕刊の映画レビュー欄で満点の評価がついていたからでして、
実に情けない。


しかし、この映画。味わい深く、面白かった!

この作品で映画2作目の女性監督による地味なネタを題材にしたものですが、
監督が書いた脚本は非常に良く出来ていまして、まさに「ゆれる」ストーリー展開。

兄と弟との話ですが、山梨の家業であるガソリンスタンドで働く兄と、
東京でカメラマンの弟。
個人的には兄役の香川照之に感情移入しておりましたね(キャラが似ているし)。
そして私は途中から「地方と東京」の話と置き換えて見てました。
特に地方(地元)に居続けた者たちから伝わってくる閉塞感を
強く感じたからでしょう。
観終わった時は何か打ちのめされた感じ。今でも尾を引いてます。

また観客に解釈を委ねる場面(特にラストシーン)もあり、
観た者同士でいろいろ感想を述べ合うには良い映画だと思った次第です。

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