いつもご覧下さり誠に有難うございます。
まずはグッドウィルですが、12日にあっさり株価に値がつきましたね。
しかし介護関連資産の譲渡でどれだけ財務内容が悪化するのか
全く不透明なワケですので、私はまだまだ下値トライの可能性は高いと思っております。
まぁ、考えようによっては、PBRが5倍強もありますので、
今後の財務体質強化という名目で新株発行しちゃおう!、ってのも
アリかも知れませんが。
(もちろん、誰が引受けるんだ!って怒られそうですけどね)
以上、素人の戯言でした。
しかし、コムスン問題も気がつけば、話題の中心はM&A話へ・・・・。
M&Aバブル健在ってとこなのでしょうか。
で、本日は、バブルついでに13日の朝日新聞に掲載されていた
コラム「地価バブル映る鑑定眼 昔は銀行、いま不動産ファンド」をご紹介。
原文はこちらからどうぞ↓。
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200706130001.html
要約をざっくりと書くと・・・・・
「ある不動産鑑定業者から見た現在の地価の動き=3度目のバブル 」
・ 1度目のバブル=70年代、日本列島改造論ブ-ム
2度目のバブル=80年代、あのバブルです。
・ 不動産ファンドには、高い投資利回りを求めた資金が集まる。
→それに応えようと、ファンドの担当者は運用対象物件を早く確保するために、
競合他社に負けないような高い価格を示したがる。
↓
・この結果、 実勢より高い「希望価格」を示して鑑定を求めてくる不動産ファンドの
問い合わせが目立つ
→「カネの都合で地価が上がり始めている」(これは至言です。)
・ この業者さんは、バブル崩壊後に訴訟や登録抹消のリスクがある等の理由で
これらの鑑定を断っていると。
将来、バブル崩壊で再び不良資産のヤマができると・・・
後任者はバブル時に頼んだ鑑定業者は使わない。
長期的には、いずれ仕事が回ってくる
・・・・・ということで、「やはり、そうなんですか~」という印象。
足元では金利も上がり出しましたし、そろそろ潮目が変わって来ているのでしょう。
もちろん予兆は感じておりました。
デカプリオとかマドンナとかをマンションのCMに担ぎ出しているってこと自体、
バブリーな現象でしたからね。
そんなカネあるならその分、安く売ってくれぃ!って思いませんか?
目先の利に走らないことが結果的にビジネスの安定と成功につながっているわけですが、これができる経営者というのは実に少数派です。
翻って、消費者の側も「テレビCMの露出度が高い商品というのは、その分の(非常に高額な)コストが全部価格に転嫁されている」という事実を認識している人は少ないようです。
本当に価値のある良いものを、ニーズが存在する市場に低コストでつないでゆくことも、重要な仕事だと感じておる次第です。