意味不明のタイトルですいません。
まずは、以前ご紹介したセブンの最高裁判決。出ました。
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=34789&hanreiKbn=01
最高裁は廃棄ロスは原価に含めないことを認めましたので、
私が密かに懸念していたサラ金のような「過払ロイヤリティ返還訴訟」ってのは
起こらないでしょう。
でもこういう訴訟が注目されればされるほど、コンビニオーナーの成り手ってのは
少なくなるんでしょうね。裁判は勝ったものの、セブン以下、コンビニ各社の悩みは
尽きないのではないでしょうか。
さて、本題。
居酒屋のワタミなどが支援意思表明をしたそうですね。
今回は、ワタミに支援するだけの体力があるのかなどを確認してみましょう。
まず、グッドウィルがコムスンなどの介護事業に投下している資産がどれだけあるのか。
06年3月期の有報p.21「設備の状況」から
http://www.goodwill.com/gwg/pdf/y1806.pdf
・ グッドウィル単体が保有する有料老人ホーム 167億円
・ コムスンが保有する有形固定資産 11億円
同じ有報p.65のセグメント情報によると、
介護・医療支援関係の資産は777億円もある。
その後、コムスンののれん減損があったので、500億円超ってとこですかねぇ。
厄介なのはシニアレジデンス・レストラン事業。ここへの投資が結構凄い。
・ グッドウィル単体が保有する高級ケア付きレジデンス 193億円
・ 別途、07年3月までに完成予定の高級ケア付きレジデンス 完成時165億円
有報p.65のセグメント情報によると、シニアレジデンス・レストラン事業資産は339億円。
仮にこれら固定資産だけを帳簿価格で買うとしても500億円超の資金が必要。
この2部門を引き継ぐとすると、総資産900億円前後も増加することとなります。
対するワタミ。
ワタミの決算短信 http://ir.eol.co.jp/EIR/7522?task=download&download_category=tanshin&id=459058&a=b.pdf
07年3月末の連結総資産は630億円。
連結株主資本は203億円。
資産サイドには介護会社アール買収時ののれんが80億円もあります。
当然、コムスンのように目論見通りいかないと減損されますのでリスクが高い資産です。
ですので、ワタミとしてはこれ以上、のれんを増やすようなM&Aはしたくないでしょうし、
グッドウィルが窮地に追い込まれているだけに当然、
破格値での事業譲渡を期待しているんでしょうね。
でも確かにワタミがこれらを全て一括して引受けるってことは
彼らの体力から見て現実的ではない。
施設介護に食指を動かしているようですが、
どれだけ施設等を買い叩けるか、ここに焦点があたるんでしょうか。
そして今後は、譲渡先がワタミであってもなくても、買収金額で本当に折り合いが付くのか。
グッドウィルの追加損失懸念、買い手側では資金調達をどうするのか、興味はつきません。
いつも興味深く拝見させていただいております。
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一部からは、近々折口氏は別件で逮捕されるのではないか、という噂すら出ています。
それにしても、安倍人脈を利用した人々の末路は、どれも悲惨なものばかりですね。
また、セブンの最高裁判決にはびっくりさせられました。
・コムスン、ワタミについて述べるだけの知識がないので、コメントは差し控えますが、渡邊社長って大丈夫なんですかねえ。居酒屋は相当にフードもサービスもクオリティダウンしているし、理事長やっている学校も思想の押し売りみたいだし。これで介護、エーッみたいな。まずは本業をきちんとしてほしいなあ。
今回のような判決で(本当に)オーナーの成り手が少なくなるようなら、ロイヤリティーの算定方式を変えて、仕入れと廃棄ロスの割合等を加味する様にすれば良い、と素人としては考えるのですが、どうなんでしょう
どうやって加味するか、というはまた難しいと思いますが。。。
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