まずは日経記事、続いてコメント。
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真珠の逸品、実は人工・通販のベルーナに公取委が警告
貝殻を加工した人工真珠を天然真珠であるかのように広告で表示し、
販売したのは景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、
公正取引委員会は7日、通信販売業大手、ベルーナ(埼玉県上尾市)に警告した。
同社は昨年、外国産食材を国産と表示し、レトルトカレーを販売したとして、
同法違反で公取委の排除命令を受けている。
公取委によると、同社は2000年2月から今年7月、同社通販カタログ「ルフラン」
や新聞の折り込み広告で、人工真珠のネックレス(2万9800円)を
「大粒12ミリ真珠の逸品」「オーストラリア産マーメイドパール」と記載。
実際には外国産シャコ貝の貝殻を真珠の形にくりぬき、塗料でコーティングしたもので、
00年以降約3億円の売り上げがあった。
同社は広告で同商品を「貝パール」とも表記。
公取委は「専門知識があれば人造真珠と理解できるが、
一般消費者には分からない」と指摘。
警告で自主的な改善を求めた。
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(コメント)
まずはベルーナ・安野社長のお顔をご覧下さい。このリンクのページ右下です。
私が株式アナリストをやっていた時、数多くのお会社がIR来社してくださったのですが、
正直申しましてベルーナが「一番怖かった」です。
「ご覧頂いたお顔」+「紫色のスーツ」+「ワン・オン・ワン(1対1)ミーティング」・・・・・
ここから察してください。
何を質問しても怒られるような雰囲気が、小心な私を萎縮させたことはいうまでもありません。
安野社長の醸し出す迫力がおそらく成長の源泉だったと思います。
でも2年連続で優良誤認とは、少々勇み足。
ネットに押され、カタログ劣勢の中、どう巻き返していくか注目していきましょう。
それが監督の目にとまったのか、Vシネマのヤクザものにも出演していらっしゃいます。以前、一時期は名刺にもその出演シーンを刷り込んでいたくらいです。
押しも押されもせぬ通販会社の社長が、「僕、Vシネマに出たんだよ」と名刺にそれを刷っちゃうなんてちょっと可愛らしい感じですね。