2日連続、どっぷりとバイオ漬けになりました。
もし私のクローンがいるなら、明日、
私の代わりに会社に行って欲しいほどです。
でも面白かったですね。
1コマだけ講師がスッポカシてしまったというアクシデント
はありましたが、やっぱり新鮮かつ専門的な情報は
身銭を切ってでも貪欲に吸収すべきです。
特に、村井深 ㈱ポストゲノム研究所代表取締役の講義は、
「目からウロコ」でした。
非常に面白く、かつ衝撃を受けたのが次の点です。
私にとってこれは上ネタです。
(レジュメ等からQ&A再編集)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Q.「遺伝子組み換えトマト」は食べて大丈夫か?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A.大丈夫。100%安全です。
大事なのは、何故組み換えをするのか、その理由を知ることです。
組み替えた理由(ニーズ)は、「輸送に耐える完熟トマト」の
開発ニーズがあったから。
・畑でもぎたてのトマトは美味しいが、完熟トマトは腐りやすい。
このため、仕方なく、未熟な青いうちに収穫・輸送し、
その途中で熟成させているのだが、味はまずい。
・腐る原因は、酵素「ポリガラクチュロネース」。
これが完熟時に蓄積し、腐敗促進する。
・そこで遺伝子検査をして、この酵素の遺伝子を特定し、これが余り
発現しないように「アンチセンス(反対向き)遺伝子」を導入し、成功。
アンチセンス遺伝子自体、キケンなものではなく、また組み換え後の
トマトはおいしく、実害がない。
・既に、米国のトマトの70~80%が組み換えトマト。
日本でもケチャップの中に使っている。
(問題があれば既に米国で起きているはずだが、特段無い)
・自然の摂理に反する!等の批判や拒絶反応があるが、
それでは逆に問いたい。
「コメの品種改良はどのようにやってきたのかご存知ですか?」と。
コメは少なくとも大正から昭和初期にかけて、
イネに放射線を当てて遺伝子を突然変異させているのです。
しかもその変化のプロセスがわからない。
組み換えトマトの場合、遺伝子を組み換えたものにはマーカー遺伝子を
入れているので、飛散してもトレースできる。
これだけ“見える”ことは凄いこと。
一方、コメはどうか、これまで一体何をやってきているのか分からないから
怖いですよ。
・「自然(ナチュラル)だから安全です」は大嘘です!。
原種のトマト、原種のコメは「まずい」の知ってました?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
村井社長は、「組み換え100%のトマト屋」を出店したいと。
村井社長の指摘が事実で、かつこうした啓蒙活動が進めば、
遺伝子組み換え食品に対する抵抗が少なくなり、商売として
成り立つ可能性はありますよね。
特にこの世の中、「自然(ナチュラル)」志向全盛。
その流れに逆らう、しかも「逆らうほうが実は正しい」となれば、
へそまがりの私は、そちらの方にベット(賭ける)したいですね。
批判を承知で敢えて書けば、
「遺伝子組み換え100%の八百屋」や「スーパー」など、
将来的には有望かもしれませんね。
こうした世間と実際との認識ギャップ。
ビジネスのシーズ(種)になりそうです。
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◆13日の日程
平成17年11月13日(日曜日)
08:30~10:00 農業・環境
村井深 ㈱ポストゲノム研究所代表取締役
------------------------------------------------------------------------
10:05~11:35 医療・生命
玉谷卓也 ㈱エフェクタ-細胞研究所研究部長
東京大学特任助教授 薬学博士
--------------------------------------------------------------------
14:10~15:40 バイオのIT
「IT技術はバイオテクノロジー及びバイオベンチャーにどう活かされているか」
森下真一 東京大学大学院新領域創成科学研究科 情報生命科学専攻 教授
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15:45~17:15 食品・醸造
兎束安之 放送大学山梨学習センター所長
山梨大学名誉教授 南陽理工学院(中国河南省)名誉教授
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17:20~18:50 バイオの財務
「バイオ経営士に必要な財務の基礎」
剱持俊夫
PECS経営研究所代表取締役、霞ヶ関監査法人代表社員、公認会計士
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もし私のクローンがいるなら、明日、
私の代わりに会社に行って欲しいほどです。
でも面白かったですね。
1コマだけ講師がスッポカシてしまったというアクシデント
はありましたが、やっぱり新鮮かつ専門的な情報は
身銭を切ってでも貪欲に吸収すべきです。
特に、村井深 ㈱ポストゲノム研究所代表取締役の講義は、
「目からウロコ」でした。
非常に面白く、かつ衝撃を受けたのが次の点です。
私にとってこれは上ネタです。
(レジュメ等からQ&A再編集)
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Q.「遺伝子組み換えトマト」は食べて大丈夫か?
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A.大丈夫。100%安全です。
大事なのは、何故組み換えをするのか、その理由を知ることです。
組み替えた理由(ニーズ)は、「輸送に耐える完熟トマト」の
開発ニーズがあったから。
・畑でもぎたてのトマトは美味しいが、完熟トマトは腐りやすい。
このため、仕方なく、未熟な青いうちに収穫・輸送し、
その途中で熟成させているのだが、味はまずい。
・腐る原因は、酵素「ポリガラクチュロネース」。
これが完熟時に蓄積し、腐敗促進する。
・そこで遺伝子検査をして、この酵素の遺伝子を特定し、これが余り
発現しないように「アンチセンス(反対向き)遺伝子」を導入し、成功。
アンチセンス遺伝子自体、キケンなものではなく、また組み換え後の
トマトはおいしく、実害がない。
・既に、米国のトマトの70~80%が組み換えトマト。
日本でもケチャップの中に使っている。
(問題があれば既に米国で起きているはずだが、特段無い)
・自然の摂理に反する!等の批判や拒絶反応があるが、
それでは逆に問いたい。
「コメの品種改良はどのようにやってきたのかご存知ですか?」と。
コメは少なくとも大正から昭和初期にかけて、
イネに放射線を当てて遺伝子を突然変異させているのです。
しかもその変化のプロセスがわからない。
組み換えトマトの場合、遺伝子を組み換えたものにはマーカー遺伝子を
入れているので、飛散してもトレースできる。
これだけ“見える”ことは凄いこと。
一方、コメはどうか、これまで一体何をやってきているのか分からないから
怖いですよ。
・「自然(ナチュラル)だから安全です」は大嘘です!。
原種のトマト、原種のコメは「まずい」の知ってました?
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村井社長は、「組み換え100%のトマト屋」を出店したいと。
村井社長の指摘が事実で、かつこうした啓蒙活動が進めば、
遺伝子組み換え食品に対する抵抗が少なくなり、商売として
成り立つ可能性はありますよね。
特にこの世の中、「自然(ナチュラル)」志向全盛。
その流れに逆らう、しかも「逆らうほうが実は正しい」となれば、
へそまがりの私は、そちらの方にベット(賭ける)したいですね。
批判を承知で敢えて書けば、
「遺伝子組み換え100%の八百屋」や「スーパー」など、
将来的には有望かもしれませんね。
こうした世間と実際との認識ギャップ。
ビジネスのシーズ(種)になりそうです。
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◆13日の日程
平成17年11月13日(日曜日)
08:30~10:00 農業・環境
村井深 ㈱ポストゲノム研究所代表取締役
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10:05~11:35 医療・生命
玉谷卓也 ㈱エフェクタ-細胞研究所研究部長
東京大学特任助教授 薬学博士
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14:10~15:40 バイオのIT
「IT技術はバイオテクノロジー及びバイオベンチャーにどう活かされているか」
森下真一 東京大学大学院新領域創成科学研究科 情報生命科学専攻 教授
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15:45~17:15 食品・醸造
兎束安之 放送大学山梨学習センター所長
山梨大学名誉教授 南陽理工学院(中国河南省)名誉教授
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17:20~18:50 バイオの財務
「バイオ経営士に必要な財務の基礎」
剱持俊夫
PECS経営研究所代表取締役、霞ヶ関監査法人代表社員、公認会計士
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