◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

「わけあって安い」不動産株に思う

2008-03-09 | 会計・株式・財務
週刊東洋経済3月15日号にあった高配当利回りランキングを見た印象を。

上位には不動産関連株が名を連ねております。
ざっと申し上げますと、
アパマンショップ 7.54%
陽光都市開発   7.31
HUMAN21    7.29
アルデプロ    6.92
タクトホーム   6.33

ついでながら不動産業の予想PERは9.6倍(東洋経済3月3日時点)と
東証33業種中ダントツの最下位です(平均21.5倍)

改めて申すまでも無く、市場は不動産市況悪化と個別事業の業績悪化を
確実に織り込み始めております。
昨年から警告しておりました通り、やはりバブルだったんです。


私はいつかのブログで「高配当銘柄は妙味がある」旨のことを申し上げましたが、
不動産関連は除いたほうが良いかも知れません。


となると、実質1位は

「武富士  7.23%」。
でも、ここは例のグレーゾーン金利問題や貸金業法問題で
先行き不透明感があります。


やはり安いのにはワケがあるんですね。


ただ丹念に調査すれば長期投資向きの良い銘柄を見つけられるのも、
「高配当ランキング」の長所だと思っております。
こんな相場だからこそじっくり検討されればよいのではないでしょうか。




しかし・・・・皮肉といいましょうか・・・・。
現在、J-POPで奇しくも「HOME」というタイトルの2曲が
ランキング上位で頑張っておりまして東証不動産株と対極をなす形となっております。
逆相関の関係にあるのでしょうか。

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亀田興毅似の清水翔太(失礼!)ならこの市況を見て
「今更 帰れないよ あのバブル相場~」とでも歌うのでしょうか。

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