すいません、すっかりご無沙汰してしまって。
ちょっと古くなった情報ですが、
週刊ダイヤモンド08年6月21日号の特集「ヤマダ電機 異形の2兆円企業」
を読んでちょっと気になったことがありましたので簡単にご紹介。
同誌のP.32では
ヤマダ電機の売上高が目標から僅か0.6%未達になったことで
投資家の憶測(具体的には、成長の限界ではないか?)を呼んでいると。
山田会長自ら強調するように、
これまでのところは「ヤマダの業績予測はほとんどぶれなかった」。
週単位で全店損益を把握し、0.1%たりとも計画値を下回らない精度で
決算を着地させてきた。
・・・・・うーん、この表現、余り関心しませんよね。
私が何を言いたいかはお分かりかと。
ついでながら、ヤマダ電機の決算書を見ることにしました。
で、ホームページを開けての第一印象は、
「マスコミと闘う家電量販店・ヤマダ」・・・・ですかぁ?
http://www.yamada-denki.jp/index2.html (←リンクしていません)
日経BP、週刊文春、月刊現代・・・・・数々の戦歴がプレスリリースと共に
刻まれております。
で、私のほうは、前から気になっていた「ポイント引当金」残高が
どうなっているのかなぁ?ということで他の主要計数と共に
ヒストリカルに整理してみました。
それがコレ↓
<ヤマダ電機(連結) ポイント引当金の状況>
(単位:億円)
-------------------------------------------------------------
売上高 経常利益 ポイント引当金 ポイント ポイント
取崩益※ 引当金 販促費
--------------------------------------------------------------
H15/3 7,938 183 76 286※※
H16/3 9,391 307 -91 167 790※※
H17/3 11,024 482 10 157 611
H18/3 12,840 626 17 140 646
H19/3 14,437 717 14 126 784
H20/3 17,678 817 54 72 932
--------------------------------------------------------------
※ 引当金減少の場合はポイント販促費から控除?
※※H15/3,H16/3期はポイント引当金繰入を含む。
この表を見た第一印象。
『売上は物凄く成長しているのに、
ポイント引当金の残高って物凄く巧くコントロールされているなぁ~。』
H17/3期以降、同引当金の残高って減っているんですよね~、不思議。
しかし、隣の列の「ポイント販促費」は毎期順調に増加?????
ポイント経費は通年ではそれなりに発生しているんですよね。
特にH20/3期はポイント引当金を取り崩し益(54億円)がなかったら
200億円増になっていて、
経常利益は760億円台とかに留まっていた計算になる・・・・・・。
うーん、コレってなんかスッキリしないですねぇ?私だけ?
開示情報がコレだけでもあり、
我々投資家にはその妥当性云々言う資格がないことは重々承知しておりますが、
どなたか分かりやすく解説して下さいな。
(各期の未使用ポイント残高も開示して欲しいものです)
まっ、可能性としては、
期末の未使用ポイント残高を会社として絞りに絞っているといったことなどが
考えられますので、これ以上どうこう言うつもりはありませんけどね。
以上、素人による戯言でござんした。
ちょっと古くなった情報ですが、
週刊ダイヤモンド08年6月21日号の特集「ヤマダ電機 異形の2兆円企業」
を読んでちょっと気になったことがありましたので簡単にご紹介。
同誌のP.32では
ヤマダ電機の売上高が目標から僅か0.6%未達になったことで
投資家の憶測(具体的には、成長の限界ではないか?)を呼んでいると。
山田会長自ら強調するように、
これまでのところは「ヤマダの業績予測はほとんどぶれなかった」。
週単位で全店損益を把握し、0.1%たりとも計画値を下回らない精度で
決算を着地させてきた。
・・・・・うーん、この表現、余り関心しませんよね。
私が何を言いたいかはお分かりかと。
ついでながら、ヤマダ電機の決算書を見ることにしました。
で、ホームページを開けての第一印象は、
「マスコミと闘う家電量販店・ヤマダ」・・・・ですかぁ?
http://www.yamada-denki.jp/index2.html (←リンクしていません)
日経BP、週刊文春、月刊現代・・・・・数々の戦歴がプレスリリースと共に
刻まれております。
で、私のほうは、前から気になっていた「ポイント引当金」残高が
どうなっているのかなぁ?ということで他の主要計数と共に
ヒストリカルに整理してみました。
それがコレ↓
<ヤマダ電機(連結) ポイント引当金の状況>
(単位:億円)
-------------------------------------------------------------
売上高 経常利益 ポイント引当金 ポイント ポイント
取崩益※ 引当金 販促費
--------------------------------------------------------------
H15/3 7,938 183 76 286※※
H16/3 9,391 307 -91 167 790※※
H17/3 11,024 482 10 157 611
H18/3 12,840 626 17 140 646
H19/3 14,437 717 14 126 784
H20/3 17,678 817 54 72 932
--------------------------------------------------------------
※ 引当金減少の場合はポイント販促費から控除?
※※H15/3,H16/3期はポイント引当金繰入を含む。
この表を見た第一印象。
『売上は物凄く成長しているのに、
ポイント引当金の残高って物凄く巧くコントロールされているなぁ~。』
H17/3期以降、同引当金の残高って減っているんですよね~、不思議。
しかし、隣の列の「ポイント販促費」は毎期順調に増加?????
ポイント経費は通年ではそれなりに発生しているんですよね。
特にH20/3期はポイント引当金を取り崩し益(54億円)がなかったら
200億円増になっていて、
経常利益は760億円台とかに留まっていた計算になる・・・・・・。
うーん、コレってなんかスッキリしないですねぇ?私だけ?
開示情報がコレだけでもあり、
我々投資家にはその妥当性云々言う資格がないことは重々承知しておりますが、
どなたか分かりやすく解説して下さいな。
(各期の未使用ポイント残高も開示して欲しいものです)
まっ、可能性としては、
期末の未使用ポイント残高を会社として絞りに絞っているといったことなどが
考えられますので、これ以上どうこう言うつもりはありませんけどね。
以上、素人による戯言でござんした。
ちなみに「決算書の暗号を解け」でググルとこのブログが2番目にヒットしますね。(一番目はamazon)
早朝のコメントありがとうございました。
「暗号」が解けましたらぜひ教えて下さい。
引き続きよろしくお願いもうしあげます。
まぁ、引当金の計算方法は、、、会計士さんなんでご存知でしょうからそれ以上の解説ってなると、どうしたもんでしょう。
ヤマダ電機さんぐらいポイント残高が総資産の15%ぐらい?もあると、上手に鉛筆なめなめしたら利益操作が簡単にできてしまうんですねー。
いやぁ~勉強になりました。