神保町でアエラの早売り(10/24号)を買い、
それを読んでの雑感。表紙は欽ちゃん。
本日出たニュース(下の2つ)と繋がる部分が多く、
以下の点は面白かったですね。
①TBSの企業価値評価特別委員会委員長の諸井虔氏は、
三木谷氏が在職した旧日本興業銀行の大先輩。
事前に三木谷氏の根回しをしており(←ここが彼の凄いところ)、
諸井氏から「敵対的な買収でなく、事業を共同で行ううえで
互いに株を持ち合ってはどうか」と好意的な教示をされたとのこと。
⇒実はこの統合案は諸井氏発案?⇒そりゃ、理解得られるはず!
②買収の際のグローバル・オファリング(※)は、大和証券SMBCと共に、
ゴールドマンサックスが共同主幹事になる約束を取り付け済。
※=世界中の機関投資家に新株を買ってもらって資金調達する手法
ゴールドマンの提示額2,000億円。別途、融資でも3,000億円程度を確保
する案もあり、楽天の調達額は最大5,000億円。
(下記記事の大手行による融資枠との関係は不明ですけど)
③攻防のカギを握るのは、上記特別委員会メンバーである
三井住友銀行の西川善文特別顧問。
西川氏はTBS監査役でもあり、ゴールドマンのアドバイザリーボード
のメンバーを務め、同社社長・持田昌典氏とは刎頚の友。
(⇒でも、もし三井住友銀行が楽天に融資枠を与えているとしたら、
利益相反ってことになるのでしょうかねぇ?)。
④TBS側にホワイトナイトが登場する可能性がある。
その最有力候補がライブドア。
すでにTBS側の関係者がライブドアと接触しているとのことで、
「ライブドアはもうready to go の状態にある」。
さて、どうなることやら。
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■楽天の統合提案を評価 TBS特別委の諸井委員長■
楽天がTBSに対し、共同持ち株会社設立による経営統合を
申し入れている問題で、TBSが外部識者を招いて設置した
「企業価値評価特別委員会」の諸井虔委員長は15日、
「合併などに比べ、マイルドなやり方。いきなり(株式を)30%、
50%を握るという話ではなく筋は悪くない」と、
提案を評価する考えを示した。
共同通信の取材に応じた諸井氏は、楽天が統合提案とともに示した
インターネットと放送の事業提携についても積極的に検討するべき課題
との認識を表明した。
同委員会は、買収防衛策発動の是非を客観的に判断する
「お目付け役」的な存在。
そのトップが提案評価の姿勢をみせたことで、
買収防衛策を発動することは難しい情勢となりそうだ。
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■楽天背後にメガバンク=融資枠、TBS株購入資金に■
TBSとの経営統合を目指して同社株式の取得を進める楽天に対し、
メガバンクを含む大手数行が融資枠を設けて株購入資金を事実上
提供していることが14日、明らかになった。
楽天とTBS統合問題の関係筋によると、
幾つかの大手行が楽天に融資枠を設定。
枠の総額は明らかではないが、
同筋は「TBSの発行済み株式の30%以上を取得できる規模」としている。
楽天の三木谷浩史社長は13日の記者会見で、
TBS株の15%強を880億円で取得したことを明らかにしている。
それを読んでの雑感。表紙は欽ちゃん。
本日出たニュース(下の2つ)と繋がる部分が多く、
以下の点は面白かったですね。
①TBSの企業価値評価特別委員会委員長の諸井虔氏は、
三木谷氏が在職した旧日本興業銀行の大先輩。
事前に三木谷氏の根回しをしており(←ここが彼の凄いところ)、
諸井氏から「敵対的な買収でなく、事業を共同で行ううえで
互いに株を持ち合ってはどうか」と好意的な教示をされたとのこと。
⇒実はこの統合案は諸井氏発案?⇒そりゃ、理解得られるはず!
②買収の際のグローバル・オファリング(※)は、大和証券SMBCと共に、
ゴールドマンサックスが共同主幹事になる約束を取り付け済。
※=世界中の機関投資家に新株を買ってもらって資金調達する手法
ゴールドマンの提示額2,000億円。別途、融資でも3,000億円程度を確保
する案もあり、楽天の調達額は最大5,000億円。
(下記記事の大手行による融資枠との関係は不明ですけど)
③攻防のカギを握るのは、上記特別委員会メンバーである
三井住友銀行の西川善文特別顧問。
西川氏はTBS監査役でもあり、ゴールドマンのアドバイザリーボード
のメンバーを務め、同社社長・持田昌典氏とは刎頚の友。
(⇒でも、もし三井住友銀行が楽天に融資枠を与えているとしたら、
利益相反ってことになるのでしょうかねぇ?)。
④TBS側にホワイトナイトが登場する可能性がある。
その最有力候補がライブドア。
すでにTBS側の関係者がライブドアと接触しているとのことで、
「ライブドアはもうready to go の状態にある」。
さて、どうなることやら。
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■楽天の統合提案を評価 TBS特別委の諸井委員長■
楽天がTBSに対し、共同持ち株会社設立による経営統合を
申し入れている問題で、TBSが外部識者を招いて設置した
「企業価値評価特別委員会」の諸井虔委員長は15日、
「合併などに比べ、マイルドなやり方。いきなり(株式を)30%、
50%を握るという話ではなく筋は悪くない」と、
提案を評価する考えを示した。
共同通信の取材に応じた諸井氏は、楽天が統合提案とともに示した
インターネットと放送の事業提携についても積極的に検討するべき課題
との認識を表明した。
同委員会は、買収防衛策発動の是非を客観的に判断する
「お目付け役」的な存在。
そのトップが提案評価の姿勢をみせたことで、
買収防衛策を発動することは難しい情勢となりそうだ。
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■楽天背後にメガバンク=融資枠、TBS株購入資金に■
TBSとの経営統合を目指して同社株式の取得を進める楽天に対し、
メガバンクを含む大手数行が融資枠を設けて株購入資金を事実上
提供していることが14日、明らかになった。
楽天とTBS統合問題の関係筋によると、
幾つかの大手行が楽天に融資枠を設定。
枠の総額は明らかではないが、
同筋は「TBSの発行済み株式の30%以上を取得できる規模」としている。
楽天の三木谷浩史社長は13日の記者会見で、
TBS株の15%強を880億円で取得したことを明らかにしている。