まずは株式相場。
日経平均は10日、終値で1990年3月以来となる3万4000円超えを実現した。22年末比の上昇率は30%を超える。東京証券取引所が旗振り役のPBR(株価純資産倍率)改革に企業が呼応し、海外勢による日本株再評価につながった、とのこと。
いやあ、日経のはしゃぎようといったら。語弊を恐れず言うと、最近、何か相場を煽っているような記事が目立つ印象。今、書店に行けば新NISAを筆頭に金儲けの本がズラッと並べられ、カネ・カネ・カネと拝金主義が蔓延している風潮に個人的には吐き気すら催す状態。
確かに、新NISAの資金や、私が何度か取り上げている、新札切り替えに伴うタンス預金の投入も予想され、この上昇相場はまだ続く可能性は高いと思っております。
しかし最後は、こうした個人資金も徐々に細り、そして先行して買い上げてきた外資が徐々に資金を引き上げてピークをつけるのかなぁ、っていうのがざっくりとした私の予想です。
その背景には、日本の中だけではしゃいでいる場合かよ!と言いたくなるくらい、地政学リスクなどか世界中で高まっていることもあります。
米調査会社ユーラシアグループが恒例の2024世界の10大リスクを発表しております。備忘のために書き残しておきます。
こちらの日経記事も参照下さい。
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その10大リスクはこんな感じ。
やはり1位の「米国内の分極化」が非常に気になります。
レポートでは、トランプが再選された場合のリスクがこれでもかと書かれており、読んでるだけでゲンナリしますよ。
『少しでもマシな人』を消去法で選ぶのが、民主主義であるとはいえ、対抗馬のバイデン氏も86歳。マトモな候補がいないのかよ!と言いたくなる。
この10大リスク、どれも顕在化あるいは悪化しそうなので注目していきましょう。