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帰ってきた「小僧寿し」

2016-02-25 | 会計・株式・財務
本日は手短に。
あの「小僧寿し」筆頭株主が変わったようですね。

筆頭株主が東洋商事株式会社となりましたが、この会社は阪神酒販株式会社のグループであり、 今回同じ阪神酒販株式会社のグループ会社である、外食事業・食品生産を中心に活動展開している 株式会社アスラポート・ダイニング (JASDAQコード:3069)より役職員を受け入れることにより、更なる経営体制の強化を図り、より一層の業績向上を目指すため、代表取締役の異動(社長交代)を行う旨のリリースを発表。

新たに代表取締役社長として森下將典氏が就任する予定。アスラポート・ダイニングの取締役海外戦略本部長兼経営企画室長でして、まさに同社の中核人材を投入するということですから、相当の本気度が感じられます。

しかし、よくよく見ると興味深いことが観察されます。

(1)アスラポート・ダイニングにおける小僧寿しの連結会計上の位置づけがよくわからない。
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阪神酒販のグループ会社に東洋商事とアスラポートがあり、小僧寿しの筆頭株主は東洋商事。兄弟会社に位置するアスラポートは上場会社でもあり、微妙な距離感を感じますし、アスラポートが直接買収しなかったところに小僧寿しの厳しい業績やこれまでやらかした問題の根の深さを感じます。
業容が小さくなったとはいえ、小僧寿しはアスラポートの事業規模から見て相当に重要性がある会社。慎重に探りを入れているということなのでしょうか。


(2)監査法人の不思議なめぐり合わせ
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アスラポートの監査法人は東陽。小僧寿しも実は2014年までは東陽で、2015年3月より和宏に変更、さらにその後共同事務所へ変更しており、いわば監査難民状態にありました。
興味深いのは、アスラポートの2011年3月期から2013年3月期の監査を担当されていたK先生が、小僧寿しの2012年12月期から2014年12月期の監査も担当されていたことです。物凄い偶然ですね(この巡り合わせにご本人が一番驚いているかも)。ようやく小僧寿しとの縁が切れて「やれやれ」と思っっていたらこの展開・・・・・・・東陽がまさかの再登板となるのでしょうか。隠れた注目材料かと思われます。

邪推の域を出ませんが、上記(1)のように一定の距離を置くスキームを助言したのは、他ならぬ東陽だっりして・・・・。まさか、ね。


今後、小僧寿しがどう変わっていくのか、いかないのか、注意深く見ていきましょう。


おあとがよろしいようで。








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