◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

もうひとつのWWWD  ~明日も資本主義。焼け野原から立ち上がれ!

2008-11-16 | 会計・株式・財務
お疲れ様です。


さて日経ヴェリタス最新号3面に日本一の個人投資家・竹田和平氏の
インタビュー記事がありました。
このブログでも以前取り上げまして、個人的には共感できるところの多い方です。
(もちろん資金力はとてもマネできませんが)


今回の発言も味わい深い。自分のためにメモしておきました。

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■株は上がってよし、下がってよし。
(株価が上がれば単純にうれしいけど、下がってくれれば買い増しをすることができるから嬉しいという意味)

■僕の投資は配当目的。
 配当目的で買うのが「投資」。値上がり目的で買うのは「投機」。
 
■資本主義に代わるものはない。明日も資本主義。今回の危機はバーチャルが
 実態以上に膨らんだ当然の結果。金融は助手ならいいけど、
 主人になっちゃダメ(→全く同感!)。

■バフェットが言っているらしい。『人が恐れおののく時に貪欲になれ』って。
 (ということで竹田氏も買い出動)

■配当利回り5%ってことは経常利益3~4割で回す計算。
 自分で事業やって4割も利益を出すのは大変。投資の方がよっぽどいい。

■山一證券がつぶれた頃を思い出すと、お先真っ暗だった。今の方が全然明るい。


■中国や東南アジアの経済が勃興して、みんな豊かになりたいと走り出した。
 もう止められない。そこで今回の危機が起きたけど、戦後と一緒。
 これで焼け野原ならいや応にも立ち上がるしかない。
 日本はそこにサービスを提供していけばいい。

■(一般の方に向けたメッセージとして)慌てず、今こそ心を落ち着ける。
  不平不満は口にしない。不満は不満が好きな人へ寄ってくる。
  僕は『全肯定』が旨。
  宗教っぽいと言われるけど、『ありがとう』を百万遍唱え、
  くすぐってでも笑う。
  嵐が過ぎた後は気持ちいい。
  梅の花だって厳しい冬に耐えて美しい花を咲かせるんだから。

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そういえば、同じヴェリタスの8面に「WWWD」という略語が
米国で広まっているという話題が載っておりました。

これは、What Would Warren Doの頭文字を取ったもので
「著名投資家ウォーレン・バフェット氏ならどうする?」という意味。
投資の神様のような同氏の動きに注目が集まっているとのこと。



それを言うのなら、日本でも「WWWD」が広まっていいのではないでしょうか?

もちろん、What Would Wahei Do の略で。

(ただ上記の通り、和平氏の考え方には一部、バフェット色、入ってますけどね。)



ご参考までに、(以前も一度ご紹介しましたが)、
日本版「WWWD」哲学の一端に触れられたい方には、
以下の文庫を推薦しておきます。

花のタネは真夏に播くな ~日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学~ (文春文庫 経 3-1)
水澤 潤
文藝春秋

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・・・・ところで、笑いたいので、どなたかくすぐってくれませんか?


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