宝塚歌劇団の上場提案に思う －♪プリヴェの花咲く頃－

まずは日経記事。続いてコメント。
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阪急ＨＤ社長、宝塚歌劇団の上場提案に反対の意向表明
　
阪急ホールディングス（ＨＤ）の角和夫社長は13日、阪急ＨＤ株の約5％を保有する筆頭株主のプリヴェチューリッヒ企業再生グループが提案を検討している宝塚歌劇団の上場について、「まだ正式な提案はない」とした上で「別会社化して上場すれば赤字でつぶれたり買収されるリスクが生じる」として反対する意向を表明した。

　大阪市内での懇談会で記者団に語った。角社長は「（宝塚は）最近黒字になったが創設後90年間の大半が赤字だった」と説明。「阪急ＨＤが歌劇団を保有する今の形が一番いい」と述べた。阪急ＨＤは現在の経営計画に基づき中長期的に企業価値向上に取り組んでおり「プリヴェが真っ向から対立する提案をしてくれば戦うことになる」と語った。

　宝塚歌劇などの歌劇事業部門は売上高が300億円程度、営業利益は30億円程度とみられる。

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（コメント）

①11日のトップ同士の会談。
たかだが、５％取得した程度で阪急HDの角社長に会わせろというくらいなら、
中身の有る提案を持って来い！！と言いたい。
上場企業の社長の貴重な時間を奪っておいて具体的な提案をしなかったのだか
ら、PZの目的は明白。
マスコミに取り上げられることで、ホリエモンのいうところの
　知名度というブランドが欲しかったのだろう。

②宝塚上場と聞いたときは、めまいがしました。
　何のための上場なのでしょうか？
　調達した資金で何をするのでしょうか？

　宝塚のステージに巨大な株価ボードを設置して
　観客に宝塚のステージと株価を両睨みで鑑賞させるのでしょうか？
　阪神球団上場よりもナンセンスで現実味に乏しい。

　先日も書きましたがPZのセンスのなさに飽きれます。
　企業再生という社名が泣く。


③PZは所詮、事業会社での経営経験のない、
　証券マン・会計士・弁護士による机上の空論集団。

　謎の「その他関係会社」PZアセット・マネジメントらと結託して
　利益のキャッチボールをやっていれば良い。

　まずもって組織・事業統合すべきは、PZグループ、あなたたちです！

＜姉妹編：1/11付記事＞
プリヴェチューリッヒ企業再生グループに思う －不透明な０５／３期決算－
http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/6eb4ca142dac74e0b37193a4a4638798

④阪急側のアドバイザーにGCAの佐山展生氏が付いたが、
　この勝負、佐山氏を担ぐまでもないと思いますけど・・・。
　無視すればよい。PZには「志」、全く感じません。


⑤副題の意味というかギャグ、お分かりになりましたでしょうか？
　「すみれ」を「プりヴェ」とは強引過ぎました。

でも、万が一、株式上場となった暁には、
　上場記念として「金組」、もしくは「株組」っていうのを作って、
　副題のような替え歌を歌わせるのかもしれません。
　悪い冗談ですけど。

⑥さらに話は脱線します。
　そういえば昨年2月に「洋服の青山」の招待で私が初めて観た宝塚は、
　宙組によるミュージカル「ホテル　ステラマリス」というものでした。
　
　これは、経営悪化したホテルの再建をテーマにしておりまして、
　主人公は英国の投資ファンドから派遣された再生請負人という物凄い設定。
　
　何か、今日の宝塚を暗示するかの内容でした。