うさちゃいな

うさぎ&中国生活

ロールプレーイング ( ホテル編 )

2014-11-09 00:02:20 | 日記



先週、3年生の会話の授業で、友達にお勧めのホテルを聞くというロープレをしました。



AさんとBさんの会話。

設定:Aさんは京都在住。
    Bさんは京都以外の所に住んでいる。
    Bさんは今度新婚旅行で、京都に行く。
    でも、どこのホテルがいいかわからないので、友人のAさんに電話で尋ねる。

Aさんは、私が提示した4つのホテルのうちから、Bさんに勧める。




新婚旅行なので、どの学生も皆、一番高いホテルを勧めます。

そして、

「 えっ、高いです。

と言う、会話が繰り広げられます。

それから、どのクラスも

「 でも、一生に一度のことですから。」

と続きます。 このフレーズ、最近習ったのかしら?


総評で、

「 『一生に一度のことですから』、よく言えましたね。

 そうですね、新婚旅行は一生に一度のことですね。多分。 」



と言うと、学生たちはクスクス。 ウケるのでどのクラスにも言っていました。


1学年3クラスあるのですが、最後のクラスの時のことです。


「 そうですね。新婚旅行は一生に一度のことですね。多分。 」


そして余計なことをプラスαしてしまいました。


「 一回の人も二回の人も、いるかもしれませんね。」


「 ゼロ回の人もいます


うっ…、そう来たか……。( 没想到……。) 


「 そ…、そうですね……。

  なんか心当たりがあります……。( ボソッ )」


「 キャー、せんせー、すみません。

  そんなつもりで、言ったんじゃありません すみません、すみません



そんなに謝らないで、逆に辛い……。

それにしても、よく察したわね。


「 いえいえ、大丈夫ですよ。」 




数分後、その学生が言った。


「 先生、○○って知ってますか? 」


○○は、中国語で聞き取れず。 人の名前でした。


でも、急に何? 今、何の関係があるの?


「 ○○は中国の医者です。 女性です。 立派な人です。」


とひとしきり、○○について説明し、


「 ○○は結婚しないで、亡くなりました。

  私は昨日、その本を読んで感動しました。

  私は○○のことを言いました。

  先生のことを言ったんじゃありません



あっ、そこに関係するのね……。

で、まだ、その話、続いていたのね……。





学生は私が気分を害したのではないかと心配していましたが、

私はその学生の会話力に、ただただ感心していました。

そんなに会話力の高い学生だとは、思っていなかったので。

彼女の2年生の時の会話の成績は中位。

今度の試験が楽しみです。






コメント
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