川の人気もの

や~まの にんきも〜の それは~~
歌うのが好きな中年男の無理して書いてる、主に鮎釣行記。

2013年2月10-11日比叡山クライミング

2013年02月10日 | クライミング


昨年から佐賀SRCCのI氏に比叡山クライミングに連れて行ってほしいとお願いしていましたが、やっと今回都合もついて念願がかないました。冒頭の写真は本日泊る「庵鹿川」です。クライミングの為に有志が集まり小屋を建てたそうで、だれでも安価で気軽に泊れる設備です。もちろん使用後はかたずけ、掃除をきちんと行って来たときよりも綺麗にする必要があり、貸別荘のような感じでしょうか。

 


また、途中に立ち寄ってコーヒーやラーメンを頂いた麓庵も同じような所ですが、登攀口に近くてやや手狭ですが新しい建物でした。
 
<コースタイム>比叡山Ⅰ峰南斜面 「失われた草付ルート」約2.5h、「ナックルスラブ」約2.5h
10日(日)唐津鏡0630=佐賀県庁0730=1100比叡山駐車場-1215「失われた草ルート」1450-1530駐車場=麓庵1630=1700庵鹿川
11日(月)庵鹿川0920=比叡山駐車場-1005「ナックルスラブノーマル」1225-1240駐車場=1300麓庵1420=1840佐賀県庁=1950唐津鏡

2013年2月10日(日)

 昨日の晩からやや興奮気味で眠りが浅く目覚まし前に起きていつものヨーグルトを食べ車に乗り込む。
 I氏と佐賀県庁で待ち合わせてI氏のランクルに乗り込んで鹿川を目指す。途中運転を代わった。4200ccディーゼルターボは力強く11時には比叡山登山口駐車場に着いた。I氏が連絡を取っていたA氏とNさんが合流する。登攀の準備をするが、初めてなので勝手がわからずに何でも持ってきているので小さなザックに必要なものだけを入れてアプローチする。





 初めてなのでどこがどうなっているのかが?であるが失われた草付ルートの取り付きについて登り始める。
1月に福岡のラリーグラスに行って練習したが、5.10aが難しく登れずにこりゃダメだと気落ちしたまま。本当に数ピッチもする岩が登れるのか超不安であるが、だめならばロープを握って登ればよかろうと開き直る。



 A氏はするすると登っていく。Nさん、I氏と続いてのぼり最後にのろのろと登っていく。


なんとなく客観的に見てもかっこ悪いだろうな~という感じがするがしょうがない。

登るホールドが小さくなると本当にどうやって登るのだろうと思う。一か所右手が入るクラックが縦に走っているところで立ち往生していると、I氏が体を左に倒して登れと言われてやってみると何故か登れました。これは嬉しかった。


NさんがA氏のビレイをしています。

 最後のピッチでビレイポイントまで3mぐらいのところで足場が滑ってあれ?と思った瞬間落ちる。Nさんが笑っていました。とはいえ何とか登れました。ルートはほとんどどこをどう登ったかなんか覚えてなくやっと着いた、という感じ。でも皆さんのおかげで安全に無事につきました。有難うございました。


今日は本当に天気が良くて気持ちがいい。こんな日にクライミングなんてなんて贅沢なんだ。


帰りにI氏と記念撮影。後ろは矢筈岳。


麓庵から見た明るい夕日、矢筈岳、丹助が見える。

麓庵でコーヒーをごちそうになる。ここらに出入りする人たちは海外も結構行っているみたいで、飾ってある写真もグローバル。なんかすごい人たちの集まりに圧倒される。

 今日の宿泊の庵鹿川に移動。オーナーのMさんに挨拶をして5名(M氏、久留米のI氏、YIさん、Kさんの4名)の輪の中に合流する。部屋の中は温かく夕食後も遅くまで飲んでしゃべってみなさん楽しそうに過ごしていました。でも飲みすぎかな~。

2013年2月11日(月)建国記念日

 朝雨みたいな川の音が気になり始めるが、微睡の中台所のほうがおとがするな~と思ってたら、I氏より「はよおきんか-」と一喝されて飛び起きる。久しぶりによく眠った。皆さんはすでに朝飯の支度や、片づけを始めている。朝はご飯と味噌しゅるでYIさんがメインでよういされた。ご飯もよく炊けていておいしかった。身の回りを片づけ、掃除機などかけて9時20分ごろに出発。
 途中麓庵によるが、A氏は腰が痛く今日は登らないということで、Nさんと三人で登山口へ向かう。


今日のナックルスラブノーマルルート

Nさんのリードで登りはじめる。いきなりクラックみたいなところがあり今回は昨日と違ってよく登る人の動きをよく見てのぼった。またI氏がすぐ上を行ってくれるので参考になる。数ピッチも登ると靴のフリクションンもよく効いてくるのが少しずつ分かり始める。昨日より冷静に登れるような気がする。


横はこんな感じ。

昨日のルートよりもやや傾斜が少ないかなどと思っていると、最後のピッチはちょっと壁が立ってきてNさんも上でわめいている。この難所をI氏の後ろを登っていたので、どうやって登っているのかをよく見ていなかった。いざ直面すると右のホールドも体重を支えられそうもない。その先の左のホールドもやや小さく不安である。足もはたしてフリクションが効くかどうか。右足の足場もいま一つ上過ぎて体重を乗せきれるか。右手もこわばってきて十分な力が出ない。とりあえず何とかなるかと左のホールドをつかんだが、足のフリクションが効かずにズルズルと情けなく落ちてしまった。再度挑戦するがズルズル。ちょっとこれはギブアップだと諦めかけていたが、最後の右足のここまで上げてフリクションが効けばと最後の力を振り絞って「エイッ」とするとなんと左のホールドのその先の右にホールドがあり何とか登れた。最初からこうやっとけばよかったと非常に悔しい。Nさん「洗礼受けたね。」


 Nさんがいるこのちょっと上へんかな~落ちたの

 やっと最終地点についてかたずけるがやや放心状態になる。その時はなんかう~ん厳しい、これは果たして自分に向いているのか?と自分の自信も揺らぎ、ちょっと弱気な自分がありました。


第二峰です。ここも登れるそうだが、とても厳しそうです。


遠くに見えるピークが比叡山の頂きだろうと思われる。

 下りてきて神社にお礼を述べる。

 麓庵に向かうが、途中I氏に連絡があり登山者が迷って下りられないとのこと。庵に着きNさんが作ってくれたラーメンを頂く。おなかのすいた腹に心地よく入っていく。ここは本当にくつろげる所でこの雰囲気はA氏とNさんが醸し出しているのかずっといたいところ。A氏は先ほどの遭難者の件で電話があり消防団に呼ばれて出て行った。我々もそろそろ帰る時間である。Nさんに別れを告げて帰っているとAさんが歩いて登ってきている。遭難者と連絡が取れて救助に向かっている大丈夫だとのこと。これで心置きなく帰れる。
 帰りはI氏の迂回ナビと運転技術のおかげで6時40分無事に県庁に着きました。

 Iさんには、今回は体重重くてちょっと登るに難しいような私にわざわざ付き合っていただき、そしていい経験をさせていただき有難うございました。また、温かく迎えてくれた庵の皆さんにも本当に感謝いたします。
 岩登りは厳しいけれど面白い。落ちたのはいま思えば本当に悔しい。なかなかうまくはならないだろうけど続けていこうと思う。

2013.02.13


 

 


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