【詩人の淵】
星を旅しながら詩人は言葉を埋めていた。
言葉は淵に深く埋めるものだと詩人は思っていた。
淵は行く先々に無数にあった。
が、詩人の言葉ほど不確かですぐに消え去るものはないことを詩人はよく知っていたし
その殆どは埋められるものではなかった。
星の淵ではしばしば詩人の骨を見かける。
flake27『詩人の淵』
星を旅しながら詩人は言葉を埋めていた。
言葉は淵に深く埋めるものだと詩人は思っていた。
淵は行く先々に無数にあった。
が、詩人の言葉ほど不確かですぐに消え去るものはないことを詩人はよく知っていたし
その殆どは埋められるものではなかった。
星の淵ではしばしば詩人の骨を見かける。
flake27『詩人の淵』