日曜日はAさんのお別れに行った。お顔を見ながらあっちゃんと仲良くねとご挨拶した。
夕方に行くギリギリまで準備は忙しかった。
準備した黒い靴。
夫が行く前に一度履いてみた方がいいよと言うので3時間くらい前に履いてみることにした。
型崩れのために入れていた丸めた紙がベリベリといって中敷が剥がれた。ああ、これも中がだめになっていた。入れていた紙がツルッとしたコート紙なのが悪かったのか?いや、何を入れてても長くお手入れしなさすぎた。
中敷とかあれば敷くのだけど、ない。
もう一つ黒い靴があったのでそれにすることに。こちらは先の部分がちょっと剥がれていた。ボンドでつける。もう時間がない、ピンチで挟んでと。
その靴は靴下を履いていたのでストッキングだとブカブカ、でも仕方ない。
あっストッキングもひどかった。新品のがあってラッキーって思ったらなんか伸ばすと黒いところが寄ってきてまだらになってしまって…
探してなんとか別のがあってそれにした。
パールのネックレスだってなんだか黄ばんでいるし、どれが本物かもわからない。たぶん母からもらった本物があったと思うのだけど、ひょっとしたら全部偽物かも。とはいえ黄ばんだのよりもましかなと絶対にイミテーションの白っぽいパールをつけた。
黒いバッグは小さすぎて何も入らない。
今度ちゃんと揃えなきゃと思う。今回いい機会になった。
たぶんずいぶん長くご不幸がなかったのだ。
コロナの時は母の兄姉が亡くなったがお葬式には行かなかった。あの頃はどこにも行かなかった。
会場にはタッちゃんと待ち合わせて行くことになった。途中でやはり何十年もあってない人たちに会う。
タッちゃんもみんなも変わらない。おもかげがあると言うか…
たぶん道で会ったらわからないかもしれないが、みんなすぐにわかった。
関西のノリの会話を聞くと面白くてお通夜なのにケタケタ笑ってしまった。
やはりもと芸人で今も作家さんとかしているのか?誰のことも何も知らない。ただただ懐かしかった。
これを最後にもうみんなとは会わないだろう。
Aさんにいい機会をいただいた。
※千日紅