おなかも満足、電車も満足・・・で快適に時間を過ごし御宿(おんじゅく)到着。
着いたのはもう夕暮れがはじまろうとした時刻だった。
ていねいでわかりやすい駅の案内もきょうはパス・・・。
駅前の観光案内所もそろそろ閉める時刻だった。電動自転車が3台あったのは見えた。
御宿町の歴史民俗資料館ではもうつるし雛ではなく、大多喜城主本多忠朝とフィリピン総督のドン・ロドリゴの人形があったり・・・
1609年
スペイン領
フィリピン総督
サンフランシスコ号
メキシコ帰港
御宿沖座礁
・・・
ゆっくりみなければ、にわかには理解しがたい・・・。友好の想像は難くない。
向こうのほうに「月の砂漠会館」があるそうだ。
強風の中、向かい風を突き返すように海のほうへ散歩した。
海に着いた。
動画も撮ったが、雑音は風のせい。
さて、帰りはこの強風に押されてラクして帰ろう。
駅前には美味しいコーヒーをいれる『木かげ』という名の喫茶店があって嬉しい。そのうえFreeSpotというWi-Fiもある。
散歩して、優しそうな町の人とちょっと話をして、Wi-Fiルーターのある喫茶店でひと休みする。
なんと理想的な午後の過ごし方か。 こうしてあちこちぶらぶらしてみたい。
上り電車は1時間に2本。
そのうちの1本、帰りの特急をホームで待っていたが、風のため運休。
人影もまばらな田舎の駅舎も風情があって、なぜか癒される。
日が落ちてから、風は少し弱まった。南風なので暖かい。4,5人が待つホームのベンチに座って待っていても少しも苦にならない。
田舎の駅は無駄な音がなくシンと静かでとてもいい。
ときどき思いついたら、都会や日常から離れてみると気持ちが原点回帰する。
列車の音だけを聴きながら、暗い車窓をぼんやり見ながら・・・
花嫁が夜汽車に乗って嫁ぐなんてあるんだろうかと鼻歌交じりに思ったりする。
気分転換に良い方法だなと、感心しきりです。
そんな休憩の仕方もあったんですねぇ。
ちょっとした時間でできる、楽しい発見でした。