ああ、友に会いたい。
小学校3年生から6年生の4年間、ほぼ毎日遊んでいた友。
中学と大学は別のところに進学したので、はなれ離れになりさらに就職も彼は地元に残り、1級建築士事務所を構えた。
ぼくは東京に就職した。
仕事で千葉市に転勤してきたが、そのままかれこれ40年以上住み続けた。
両親も呼び寄せ、この地で生涯を閉じた。
兄弟姉妹もみなこちらに来てしまった。
たぶん・・・おそらく・・・、もう、九州には戻らないだろう。
地元にいる親友は、どうしているだろう・・・
刺身を肴に一杯飲みたいなぁ・・・
すっかりお酒も弱くなって、中ジョッキも1合徳利も空けられないかもしれない。
この刺身も、今のぼくは3切れで満足するほどの胃になった。
あぁ、友に会いたいなぁ。