他の多くの言葉と同様に科学という言葉にも多義性があり、関連はあるものの言われてみれば明確に異なるいくつかの概念を表す言葉として使われます。 . . . 本文を読む
世界を科学的に知るためには、言い換えると科学的真理を知るためには、科学的に正しい方法に従う必要があります。でも「なぜそれが正しい方法と言えるのか?」「それが正しいと考える根拠は何だ?」と正面から問われると、なかなか答えるのは難しいものです。また、科学的方法というものはどこまで適用範囲があるのか? 歴史的にはどのように進歩してきたのか? というのも、なかなかに難問です。 . . . 本文を読む
ブルーノ・ラトゥール(Bruno Latour)『科学が作られているとき』という本を読んでみました。実験室(研究室か?)において科学理論が作られているまさにその時の様子を人類学的手法で観察し、その原理を明らかにしたらしいとか、その理論付けがゆきすぎて、科学的知識そのものまで「社会的に構成されたもののみである」と言い切って、トンデモな方向に行ってるらしい、とかそれは誤解だとか色々噂を聞いていました。事実は果たして・・・。 . . . 本文を読む