カトリーヌ・アルレー『わらの女』の犯罪計画には、犯人が遺産を手に入れられなくなるはずだ、という欠陥がありました。ところが実はこのケースでは、法律の盲点ゆえに遺産はちゃんと犯人の手に入るという指摘が出てきたのです。しかし・・・。
もう【ネタバレ無視】。ネタバレしたからといって持ち味が薄れるという作品じゃあない。
. . . 本文を読む
カトリーヌ・アルレー『わらの女』のあらすじと、その犯罪計画の巧妙さと、それと裏腹な子供でもわかりそうな難点について述べます。この難点はアルレー自身もすぐに気づいたか、誰かに指摘されて知ったという証拠がありました。
今回は【ネタバレ満載】です。
. . . 本文を読む
カトリーヌ・アルレー(Catherine Arley)『わらの女』、原題"LA FEMME DE PAILLE"は古い作品ですが、当時の読者たちに衝撃を与えたと言われています。しかし私が子供の頃に読んだときには「こんな初歩的ミスのある作品がなんで評価されてるの?」ということしか印象に残りませんでした。
しかし実はこの作品には、いわば水面下のトリックがあったのです。そして再度の逆転劇の結末やいかに・・。ひとまず今回の記事には【ネタバレ】はありません。
. . . 本文を読む
アルセーヌ・ルパンと言えばシャーロック・ホームズとならぶ古典探偵小説のヒーローですが、その初登場の作品はなかなかのトリック物なのでした。2つの作品のネタバレがありますので、御注意ください。
. . . 本文を読む
麻耶雄嵩の作品の評判がおもしろそうなので読み始めました。非常に癖があるとの噂も高いメルカトル鮎の短編集をまず読みました。うーむ、これは本格推理の不条理小説だ!
ネタバレ満載です。 . . . 本文を読む