読書の方法というほどではないですが、最近法華経の現代語訳を読み返しました。80年代に読んでいたのですが、世界の仏教に対する研究もそのころからは相当異なってきており、その辺の事情を聴いてから注意して読んでみると確かに、前回とはまったく違った内容に見えてきました。こちらは新書版の大きさのレグルス文庫で3冊になっております。法華経であらわされる大乗仏教そのものが、仏さまが説いたものではなく、別の著者がいるのは明らかだとというのが、今日の学者さんの間の定説になっているというのです。確かに、初めの方で重要視されていたすべての妄執を取り除く努力については、ほとんど問題になっていない。最初に読んだときは、そこが大乗仏教の良いところで、一人の人が悟りを得てから長年人々を導いて最後の方にこの教えを説いたことに疑問を抱かなかったのですが、よーく注意して読み返してみたら最初から最後まで法華経は何であるのかという内容は書いていなかったことに気が付きました。うちのお寺さんも大乗仏教系の宗派ですので、別に批判しているのではないので、お断りしておきます。
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