My Usual Life @ Fukui City

季節のうつろいと毎日の生活

FIVE SPOT AFTER DARK

2021-01-04 | 音楽
このLPレコードは前回のCurtis Fuller(tb)が1959年に録音したもの。
ジャケットデザインのユニークさに目が引かれる。

1曲目のFive Spot After Darkは、NHK FMのジャズ番組のテーマ音楽に使われたことのあるものである。一度聴いたら忘れられないメロディーが素晴らしい。
Savoyという会社のレコードは日本では当時、幻の会社で手に入りづらかったと聞いている。録音も良い。

Jimmy Garrison (b)がJohn Coltrane (ts)の団員になる前の参加で、Coltraneに影響される前のビパッブ的要素を聴くことが出来る。

聴き初め

2021-01-01 | 音楽
あけましておめでとうございます。
今年もこれといって特に話題がない時には、勝手に趣味のジャズLPをご紹介しようと思う。
針を通したかどうか覚えのない2枚をまず聴いた。
両方ともピアノはWynton Kellyが参加したもの。録音年は、1958年と1957年でWynton Kellyが
Miles Davisに入団する前のもの。なんとなく演奏のスタイルも違っている。Miles Davisの影響力がいかに強いものであるのかが窺える。

次の1枚はCDで、テレサ・テンの追悼盤。彼女の歌は疲れた心をほっこりさせてくれる。

Modern Jazzの絶頂期についての私見

2020-12-28 | 音楽
ブログの投稿も長らく間が開いてしまった。
そもそもジャズがモダンジャズと言われるようになったのは、Charlie Parker(as)とBud Powell(p)が活躍し始めた頃からである。それは1950年前後のことだった。私の生まれた年だ。
モダンジャズ奏者と言われる演奏家は少なからず彼ら二人の影響下にある。その中でも特に目立つ存在になってきたのが、Miles Davis(tp)とJohn Coltrane(ts)であろう。
そして彼らと一緒に演奏してきたピアニストやベーシスト、ドラマーが私の大好きなミュージシャンだ。特にモダンジャズらしさを発揮してくれたのは、1960年前後である。
私の若い頃は、彼らが何年に演奏していたか?などということはお構いなしに聴いていた。ただ単にスイングすれば良かったのだ。
ところが、この歳になってレコードジャケットのライナーノーツを読んでいると、私の好きな演奏はすべからく1960年前後なのであった。
これから少しづつご紹介していけたらいいなあと思っています。1959年から1960年にかけてのアルバムの一部を紹介します。すべてWynton Kelly(p)がかかわっているものです。一枚だけは当時録音されたクラシックのLP。Wilhelm Kempffのモーツアルトのピアノ協奏曲第23番と第24番です。すばらしい演奏をしています。どれも60年以上前の演奏ながら古さを感じさせないものです。

ジャケットのデザイン

2020-12-09 | 音楽
モダンジャズのLPレコードの魅力はジャケットのデザインにもある。デザインの美しいレコードは、演奏も素晴らしい。

私自身、隠れジャズファンと称していながら、正確に数えたことはないがモダンジャズLPだけで300枚は保有している。隠れと言うのは、私にとっては他人様に知れ渡らないようにこっそりと楽しんでいるということなのです。LPレコードがCDに取って代わったのが、いつの時代からなのか忘れたがLPレコードのダイヤモンドの針を通して聞こえる音は、CDにはないものがある。今の若者にピックアップとは何と質問しても分かる人はいないでしょう。それくらいLPレコードが過去のものになってしまったということでしょうね?
リズムセクション。すなわち、ここではピアノ、ベース、ドラムのコンビネーションが素晴らしくスイングしている。その結果、すべてのミュージシャンが負けじといい演奏をしてくれている。
価値ある1枚です。

Oscar PetersonのMPS三部作

2020-12-02 | 音楽
Oscar Peterson TrioがMPSレコードで録音を始めたのは、1965~1967年の頃であった。その時の三部作が以下のレコードである。

これらを初めて聴いたのは大学時代のことであった。Oscar Peterson Trioについての録音で良かったのは、「We Get Requests」で録音日時はよくわからないが、1950年代後半であろう。当時スウィングジャーナル社で最優秀録音賞を獲得した作品だった。Ray BrownとEd Thigpenとのトリオ。とてもまとまった良い録音だ。
しかし、ピアノトリオの音を一変させたのが、このMPS盤であった。まず、ピアノの音というのは、実はこんな音だったのか?と考えさせられるほどであった。くわえてベースとドラムの音もボケの無い際立った音で聞こえてくる。ベースSam Jones、ドラムBob Durhamに代わっている。ぜひジャズに興味ある向きには聴いてほしい3枚である。