My Usual Life @ Fukui City

季節のうつろいと毎日の生活

「愚の力」

2020-10-12 | 本と雑誌

「愚の力」をやっと読み終えた。浄土真宗本願寺派西本願寺の24代門主、大谷光真氏の著作だ。この本を読む前に、「朝には紅顔ありて」も読んだのだが、この時はそれなりに理解しながら読めた。「愚の力」は新書版だしと気安い気持ちで読みにかかったものの、浄土真宗の哲学がびっしりと解説されている。「教行信証」や「歎異抄」、「和讃」を通しての世界は理解するのに時間がかかる、というより理解できないと言った方が良いだろう。50%も理解できただろうか?もう一度読み直すべきだろう。常に持ち歩いて時々考えるべき書物だと思った。

近頃の文庫本

2020-10-08 | 本と雑誌
文庫本を買って、読みあさっていたのは学生時代のことであった。大学を卒業して仕事に就くようになってからは、小説を読むということは全くなくなった。当時の本はいまだに書棚に並べてある。50年近くも経つと紙の縁は黄ばんでというか茶色くなって時代の経過を感じる。本文の印刷は、活版印刷であった。それゆえに活字の大きさはどの出版社のも同じように思える。今になって思えば、老眼の身にはもう少し大きかったらなあ。活版印刷からオフセット印刷に変わったのは昭和60年前後からであろうか?最近になって久し振りに文庫本を買った。本文の文字が大きくなっている。その分、余白が狭くなっている。しかもしっかりしたカバーも付いている。昔はカバーはグラシンペーパーが普通であった。有難いことに栞紐も付いている。新書判の本には、この栞紐がない。どうして何だろう?価格の節約だけではあるまいに。文庫本に関しては、持ち運びの便利さに加えて老人にも読みやすさを考えた組み方をしていただけると有り難いです。

小林秀雄対話集

2020-09-16 | 本と雑誌
この本、写真では古くは感じないが50年前に購入したものだ。若者は文学の勉強をしていない限り小林秀雄の名前を知らない人も多い事でしょう。12人の論客と対話している。誰でも知っている人といえば三島由紀夫だろう。対話にもかかわらず小林秀雄は難解なことを話している。彼の言わんとしていることを理解に苦しみながらも読み進めることが一種の喜びにつながる。

情報こそが現代の通貨である

2008-02-10 | 本と雑誌

情報こそが現代の通貨である

勝間和代氏著の「効率が10倍アップする 新・知的生産術」(ダイヤモンド社)の本文26頁に書かれている言葉である。

「情報はお金よりも大事である」「情報の生かし方次第で、私たちの生産性、すなわち付加価値の量が決まってしまう」を呪文のように頭にたたき込んでおきましょう。

まだ読書の途中ではありますが、従来教えられてきた、お金を稼ぐための方法と教養を学習する方法が、パソコンやウェブが発展してきた現代社会においてはがらりと変わってきているなと痛感しています。

いかなる業界で仕事をしているにせよ、情報をいかに上手く取り入れて、仕事に活かすかということでしょう。

勉強しなおさなければと、考えているところです。


上製本ばかりが書籍ではない

2007-07-25 | 本と雑誌

出版とか本を作ることでひと言

自費出版を薦める出版社の新聞広告が毎日のように載っております。
世間一般の人に認めていただいて、書店に並べていただいて数千冊数万冊売れる本はそんなに存在するものではありません。
せめて自分の周辺の知人に読んでいただける本を作ろうとは思いませんか?
そうなると、せいぜい500冊まで。場合によっては100冊程度か。
書店に並べられている書籍の大半は、製本の仕方は、無線綴じにカバーと帯を付けたものです。上製本(ハードカバー)にまでする必要はないと断言いたします。知人に気軽に読んでいただこうと願うならば、無線綴じ製本の方がゼッタイ良いです。


印刷方法について

カラー写真をお安く印刷するには、カラーレーザープリンターで出力する方法があります。200部程度の部数ならオフセットフルカラー印刷の3分の1の金額でむらなく美しい印刷ができます。

本文の印刷方法
も最近はCTP印刷が主流です。
CTPとは、Computer  To  Plate (Press)  のことです。
パソコンで組まれたデータが直接オフセットの刷版となって出力するものです。版下で出力されたものを間接的に撮影して刷版にするよりは、美しい印刷ができるものです。小ロットの印刷をする場合は、アルミの刷版を作らなくても、紙版のCTP出力で十分な品質の仕上がりになります。写真の網点も133線まではOKです。

夏休みは、本を作る準備をするのに良い機会です。

是非お考えになってください。