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MarzocchiのXC600のATAカートリッジです。
あまり乗っていなくともすぐにこのくらいは汚れます。
この写真は非常に状態の良いものです。
しかし、今日オーバーホールしたバイクはむちゃくちゃでした。
そしてそのバイクは、何を隠そう私のバイクなのでした。
私が普段乗っているバイクのうち、UAの33RPMを今度の泉ヶ岳のレースで使用しようと思い、調子が悪かったのでオーバーホールすることにしました。
まず、ホイールのベアリングガスでにご臨終でした。前後ともグリースが抜けきってしまっていました。そして、スポークも既に限界でテンションはかかっているのに弾力がありません。終了です。2年乗ったので、こんなもんでしょうね。
そして、ヘッドのベアリングが粉々になっていました。これでよくそれなりに回転していたものです。仕方が無いのでホイールとヘッドパーツは新しいのを入れないといけませんね。
そして驚愕はフォークです。
Marzocchi XC500はまだイタリア製の頃の奴なんですけど、TST5ダンパーが破裂しておりました。これにはビックリです。
このダンパーは販売店で分解することを許されてないんですけど、もう壊れちゃっているので試しに分解してみることにしました。
すると、オイル室がかなり適当に留められていることが判明しました。それもそういう設計なのです。もう一度組みなおして事なきを得ましたが、TST5絶対に3年もちません。これは壊れます。
TST5が付いたフォークを使用している方で3年以上経過していれば、おそらくダンパーからオイルが抜けているので、オーバーホールを受けることをおすすめしておきます。
特にロックアウトしたりする方は危険ですね。
お客さんより自転車に激しいストレスをかけているので、ある意味この傷み方は当然かもしれません。さらに自分のバイクはあまり手入れする気になれないのも問題です。今回無駄にお金がかかってしまったので、もっと気をつけねばなりませんね。