仙台のMTBショップDimensionの日記

フルサスは金がかかる割に陳腐化が早い!?

 来年年始の営業日をちょっと変更しました。
営業開始は2日からになります。元々入っていた予定がなくなったので、ちょっと早めに営業開始します。セールは既にやれるものはやっておりますので初売りのようなものは考えておりませんが、よろしくお願いいたします。

さて、MTBそれもフルサスは維持にお金がかかるものですが、その割りに賞味期限が短いというか、すぐに陳腐化してしまう印象があります。
どうも自転車はメカが複雑になればなるほど中古車価格が安くなりやすい傾向があるんですね。トラックレーサーのような何にも付いていないバイクほど中古では高額になりやすいです。

当店在庫者を見ていただければすぐに分かりますが、フルサスバイクは一台も持っておりません。万が一売れ残ったときのリスクを考えています。リジッドバイクならば2年落ちでも全然売れますが、フルサスは2年落ちると厳しくなります。

フルサスが何で価値が下がりやすいのかというと、やっぱり進化のスピードが半端じゃないことがあげられると思います。
サスペンションシステムがどんどん進化して、どんどん効率が上がり、ペダリングロスが減ってもその他の性能は上がっていきます。
そして、稼動部分が多いので目に見えて痛みやすいこともあるでしょう。リジッドなら金属疲労が来ても見た目では判断が付かないので中古を売りやすいという部分もあります。
競輪選手が1年乗った中古があんなに重宝されるなんて私には考えられません。もうやれちゃってるでしょうに。

ではフルサスペンションバイクの価値を下げないためにはどうするのが良いのでしょうか?

やはりピボット部品は定期的に交換して、がたが発生したり、動きが渋くなったりするのを防ぐべきでしょう。フルサスに乗ってる人ほど大抵ハードユースなので余計メンテが必要ですね。
あとはショックユニットをちゃんとオーバーホールすること。当店でもフロントフォークのオーバーホールは頻繁に依頼がありますが、リアショックのオーバーホールは年に数本程度です。オーバーホールと一緒に最新の内部構造に変更したりして、性能を向上できるものもあるので、是非ご相談ください。
折角の愛車、出来るだけ愛情こめて長くコンディションを維持して欲しいと思います。

MTBでも、チタンやスチールのリジッドは結構中古価格が高く維持されるので、リセールを考える人がもしいれば、こういうのがいいかもしれません。
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