統計局へと続く道すがらのこと
「また、逢えるよね」 きみが振り返って聞く。 それは、 戸山公園を抜け、 統...
驟雨、あるいは雨
驟雨、あるいは雨。 もう出掛けるのはやめにして、ふたりでダーク・ラムを一本飲ん...
常に誤解を孕んでいることに気付いている
書き言葉 ----- 例えば手紙やメールのやり取り ----- が、時折、ふたりを不安定な関係に導くことがある。 きみの分析では、互いに Gimmick で Trick...
染み付く夏
プールサイド きみの肩に染み付く夏 The Beach Boys / Summer Means New Love ...
溶岩台地直下の夏
『池のクルミ』から車山へ。 聞こえるのは雲雀のさえずりと 草の斜面を吹き上げる風の音...
嬉しい誤算
天気予報は午前中雨、昼過ぎから曇り。 しかし、予想はずれ。 ぼく達が腰越の伯母...
段々思い出してきた
ユニフランス・フィルム駐日代表部の古い月報(1970年3月第110号)を書庫で見つけた。 ...
曇ってよく見えなくなった
あの夏の夕暮れ、 透明な硝子のような気持ちできみを愛しはじめたぼくではありましたが、 その後、人並みに紆余曲折があって、 今のぼくの気持ちは、まるで磨り硝子のよう。...
フィッシャーマンズ・ワーフの夕暮れ
初秋、フィッシャーマンズ・ワーフの夕暮れは、思いのほか遅い時間にやって来る。 ...
広い谷戸を満開の花が...
九月の初め、車で安曇野へ抜ける山間の道すがらのことだ。 水口イチ子が白い花の群...