どうにか話が長くならないように工夫した結果、結論だけを書くに至る。
さて、ぼくのロケ・スタイルは、LEICA X1を首から下げ、写真のiPhone 11Proにグリップを付け、手持ちし、そのまま歩行もする。
速写性優先重視。
ファインダーはろくに見ないので、トリミングは自室に戻ってから —— 今もそうかもしれないが、半世紀前に写真学校で学んだ生徒は、当時の先生から、学生のうちは一般にトリミング厳禁の教育が為された。最初から完成作品を撮る努力をしろ!ということだ。それを努力目標にしている写真家は今でもいると思うが、ぼくは写真学校出じゃないから、幸い、そういうトラウマなしで済んでいる。まあ、専門家に言わせるならシロウトそのもの、邪道の輩だ。
なんでもそうなんだが、シロウトや才能の薄い者が奥義を究めようとすると何年、何十年とかかる。才能がある人は、一般人が長くかかることを、ほんのわずかな時間で、奥義の一端を早々と習得してしまう。この段階で才能がないとあきらめる小僧やお嬢がいるが —— あきらめてしまうならそれでも仕方ないが —— 一生遊び半分で続けるのも手だ。折角、道具は揃えてあるんだから...。