英国で伝統の軽食(今の日本の牛丼のように考えてもらってもいい) ----- フィッシュ(フライド・フィッシュ)& チップス(フライド・ポテト)のしっかりした店なら、魚は常に五種類ほど用意されている。単品バラ発注が利くので、三種類食べたければ、ただ、そう頼めばいいだけ。
ぼくは、ハリバットとコッドフィッシュが好きだ。日本で言うところのオヒョウとタラ。
イートインで食べるときは、皿の上のフライド・フィッシュの縦の中心線に沿って身の中程までナイフを入れ、そこに店特製のワイン・ビネガーをかける、これが作法 ----- ナイフを入れるのは身にビネガーが染み込み易いようにするため。
ぼくは、この写真にあるような乾燥パセリを振ったアメリカ風フレンチフライよりも、西瓜や蜜柑のひと切れのように切った方が好きだ。その方が食べたときの充実感に富む。
さて、写真には『皿に敷いたナプキン』に新聞記事が刷られているのが見える。これは、テイクアウトする場合、『包装紙に新聞紙を使う』という長い伝統をイメージしている。残念なことに、日本は勿論、英国でも衛生面から食物を新聞紙で包むのが御法度になって久しい ----- インクに含まれる鉛成分が身体に良くないというのがその理由。しかし、新聞紙ほど揚げ上がりの余分な油脂を吸い取り、かつ保温に優れたものは他には見当たらない。
Jackson Browne / These Days
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