傍らの久坂葉子の作品集を手に取る。古い本だ。いつも机上に出しっ放しの一冊。でも、愛読書というのではない。それは、ぼくにとって、霊力の込められたお守りのようなものなのだ。 二十一才で自殺するって、いったいどんな気持ちなんだろう。 Bobby D. / Can You Please Crawl Out Your Window? (窓からはいだせ)