釈迦堂の切り通しまで
夏の終わりに海からの風に追われて、釈迦堂の切り通しまで上る(崩落の危険から、今は...
忘れずにいるだろうか
深夜にオニオンスープを飲みながら、ラングストン・ヒューズを思い出していた —— 小さくソレア...
Evening Primrose
『月見草』と言うとウイスキーをウエスケと発音した津軽の作家を思い出し、『宵待草』と言えば美人画を描きつつ生涯を恋に生きた、あの放浪詩人を思い出します。 英名 ...
マーマレードじゃ心配するには及ばない
イチ子さんの友達が今年早春に和歌山から狂気の量の八朔を送ってくれた —— それをぼくが手塩にかけて...
きみの目をひくために心掛ける、どうでもいいようにも思えること
『常に』念頭に置いていること —— 文章は黙読用というより(ジャック・ケルアックのように)より音読に馴染むスタイル・文体・エクリチュール...
南風
盛夏... この海辺の町には、とりわけ名の知れた海水浴場があるわけでもなく、言ってみれば、只の在り来たりの田舎風景があるに過ぎない。 南中... 商店の前の乾いた道は...
切りがない
もう、止めにしましょう、切りがないから...。 【Anne Murray - You Won't See Me...
Hipな夏になるはずだった
この夏も流行り病のお陰で、早々と閉鎖が決定したビーチハウスの跡がうら淋しい。 Hipな夏になるはずだったのに ...