変なローアングルになりました。
以前ラフで描いた絵をクリスタでデジタル仕上げ中。
戦後10年経った日本が舞台。縦横無尽に暴れ回る少女探偵コバヤシ。時代背景は昭和30年(1955年)なので今からもう69年も昔の話。70年近くも経ってしまえばもはや時代劇。
女子高生が拳銃撃って、車運転して、怪人が現われ世間を騒然とさせ、名探偵が名推理で警察の手に余る謎の事件を解決する。何でもありのファンタジー世界。(笑)
当初、拳銃はリボルバーでラフを描きましたが、やはり自動拳銃の方が良いかなと思い、調べてみたら昭和30年に日本警察で採用されてた自動拳銃は主にコルトガバメントとワルサーP38だという話。巡査用ではなく、主に刑事用だったのでしょうか。あと、ブローニングやワルサーPPKとかも採用されてたそうな。
主人公に持たせるならワルサーPPKの22口径あたりが良いかなと思って描き直しましたが拳銃描くのはけっこう難しいです。いつか漫画も完成できるかな?
新年早々立て続けに大きな地震、事故が多発してしまいましたね。正月気分も吹っ飛びました。被災者、犠牲者の方々には謹んでお見舞いとお悔やみ申し上げます。
紙原稿に青の鉛筆で下描きしてシャーペンで線画を描いてみました。下の2枚がそれです。これはカラーモードで取り込みましたが、シャーペンでしっかり濃く描いたのでけっこう主線がクッキリ出ています。


これをスキャナで「白黒モード」で取り込み、色調補正をかけたのが下の2枚です。オマケにクリスタのフキダシも配置してみました。


青線は消えていてシャーペンの主線もクッキリ出ています。今流行りのデジタルで描いたようなスッキリとした均一の主線ではありませんが、見栄えはペン入れしたのとそれほど遜色はないでしょうか。もちろんGペンなどの付けペン特有の強弱の付いた味のある線ではありませんがこれはこれで良いかな。
プロの漫画家さんでも(蒼き鋼のアルペジオの作者とか)鉛筆画をそのまま線画にするテクニックを使っています(詳細な技術的な事は企業秘密だそうですが)。これだとペン入れ行程がゴソッと省けて楽できると言ってます。(笑) もっとも最初からデジタルでラフ描き→下描き→ペン入れ、とやってる人には無縁な話ではありますけど。
しかし紙原稿から描きたい人間にとってはこれはこれで有用ではあります。欠点としては紙の原稿に付いたゴミや鉛筆の汚れもそのまま取り込んでしまうのでそこのところの処理が少し手間がかかるというところでしょうか。