原画、すばらしいです。
水彩、深いです。
「子供の頃、道端で写生していたら、立ち止まって口を出してくる大人がいた。
今、外国の街角で写生していると、口を出してくる人がいる。
自分の原点が、今も変わらずあることに、ほっとする。」
「昔は、失敗して絵を汚してしまったら、しまった、一から書き直しだと思った。
今、汚してしまったら、しまった、でもまあいいか、と思える。」
年齢を重ねられた方だからこその言葉にも、感動。
ずーっと座り込んで、ずーっと引きこもって、ずーっとガイドブックの絵を描いていたら、肩が痛くて、花粉症ひどくて、熱っぽくてぞくぞくしてきた。
きのう、イラスト納めたので、早寝してガーッと寝たら少し回復。
今日は、久しぶりの外出。
市立美術館で人と会って、その方の制作中の作品見せてもらう。
細見美術館で、コレクション展「麗しき日本の美」をのぞき、チケットをいただいた堂本印象美術館へ。
初めての堂本印象、すごくよかった。
ひとりの人が、あんなに様々な作風が描けるなんて・・・すごい。
美術館裏のお庭も、森の中に印象デザインの椅子がぽつぽつ置かれている感じで、すてき。
ここも初めて、アーニー大学の構内を通り抜け、妙心寺境内を通り抜け、JRの駅へ。
久しぶりに、よく歩いて気持ちいい1日だった。
近くまで来たし、チケットあるから・・・と、気軽な気持ちでのぞいた「京都市美術館コレクション展 模様をめぐって」。
すごい見ごたえあった!
すごい作家のすごい作品ばかり!
京都市美術館、すごいもんコレクションしたはるわー。
模様なんだけど、絵本の画面構成にも、めっちゃ参考になった。
そして、ほぼ毎年見に来ている「嵯峨芸術大学卒業制作展」。
今年は、例年に増して、レベル高いと思った。
学生さんの作る絵本も、興味深い。
日本画に、うならされました。
これも、チケットを頂いて、見に行った。
正直、「荻須高徳」って、知らなかったのだけれど、すばらしかった!
知ることができて、よかった!
パリで、佐伯祐三らと活動していた画家。
近くで見ると、荒々しい筆遣いが、3メートルとか4メートルとか離れていくと、ぴたっとピントが合う地点がある。
そこから見ると、ものすごく繊細に、映し描かれているのが、わかる。
だから、もうすこし広めの美術館で、見たかったかな・・・。
絵本の原画展、多いです。
流行もあるけど。
確かに絵本は、なかなか高品質なアートでもある。
五味太郎さんは、ぺたっとした感じで、好きなタイプじゃなかった。
でも、原画見て、びっくり。
線や色や形が、すごく温かくて生き生きしていた。
印刷された絵本より、ずっといい。
すてきな絵本の時間でした。
島田ゆかさんの絵本は、細かくて、いっぱい描きこまれた物を、「あっ!」と発見するのが楽しい。
原画は、絵本より少し大きいだけで、めちゃくちゃ細い線で、めちゃくちゃ丁寧に描かれていた。
さすが、プロの仕事。
インタビューの映像とかも、じっくり見ていたら、会場に2時間以上いました。
わたしの母が、大好きな美術館「無言館」。
そのドキュメンタリー映画が、京都シネマで上映中だ。
生きて絵を描き続けたいとの溢れる思いを抱えながら、戦場に散った画学生たちの絵画が、集められている。
この映画が撮影されていたのは、たぶん2010年。
戦争や原爆で失われた命、将来、キノコ雲や焼け野原の広島の映像。
そんな映画を見ている2011年の今。
同じように町が荒野と化したり、放射能の恐怖にさらされたりしているのって。
平和ボケしてはいけない。
人は、いつ死ぬかわからない。
今生かされていることを、大切にしなきゃ。
もうすぐ終わっちゃうので、「人少なくて、ゆっくり見れるかな。」と思って行ったら、結構混雑していた。
色がきれい。
色彩感覚が、天才的。
なにげない線が、これまた、天才的。
あ、でも、なんか、思い出してしまったよ。アーニーのらくがき↓
チケットを頂いたので、行ってきた。
実は、この画家については、何ひとつ知らなかった。
私が描く絵とは、遠く離れた感性の絵。
それだけに、すごく憧れる。
会場全体が、南桂子の空気。
モウトが図書館で借りてきた。
これ、映画あったよねー、と読み始めた。
なんや、これっ?!
R15指定でしょっ!!
という、どろどろとした内容にちょっと引く。
話が進むにつれ、サバイバルアクションシーンあり、ひとりひとりの人生あり。
最後は、背筋がゾクッとしつつ、さわやか感さえ感じた。
でも、あんまり映像として見たくはないなあ。
京都国立博物館へ、「法然 生涯と美術」展を見に行った。
新聞小説「親鸞」(五木寛之作)に、はまっているので、法然展はぜひぜひ行きたかった。
激動の時代、何に救いを求めてよいのか、あちこちに彷徨う人々の心を、がっつりつかんで導いた法然。
今の、日本と重なる。
展示された阿弥陀像を前にして、心の波が穏やかになった。
さむーい卒業式をさばって、ぬくぬくと、何をしていたかというと、
撮ってあったのに、ずっと見られなかった映画を見た。
「ギルバート・グレイプ」と「妹の恋人」。
どっちも、ジョニー・ディップが出ている。
どっちも、ふつーにかっこいい役。
「ギルバート・グレイプ」の方が期待していたが、
意外と、「妹の恋人」の方が、わたしはすき。(題がヘンだが。)
しかし、なんて若いんだ、ジャック船長。
イムラアートギャラリーで開催中の山本太郎展に、行きました。
以前、JR京都伊勢丹の「美術館えき」で見てから、ファンだったのですが、今回は作品数が少なく、ちょっと残念。
その後、ギャルリー宮脇の「塔本シスコ展」へ。
こちらは、3階まであって、見ごたえ十分。
生命感溢れるシスコさんの絵に、圧倒されました。
シスコさんが、絵を描き始めたのは、53才。
80才代の絵は、まさに脂がのってるって感じの迫力。
わたしも、まだまだ、これから!という気分にさせられた。
招待券をいただいたので、行ってきました。
これぞ、イラストレーション!って感じの、イラストレーションたち。
おしゃれで、キャラクター化しやすそうで、フランスっぽくて、大人な色合い。
うーん、若いおんなのこに、好感度大?と思っていたら、
「いや~ん、かわいい~~~!」
と、モウトが早速、はまっていた。
すごいぞ、寺田順三。
でも、ご本人は、ふつーの、ヒゲのおっちゃん。
2010年4月30日、建替えのため閉場した歌舞伎座の、さよなら公演ドキュメンタリー映画。
歌舞伎座は、行ったことなかったけど、映画よかったー。
2013年に誕生する、新しい歌舞伎座、行きたくなったー。
舞台裏で舞台を支えるスタッフの多さ、そして意外と若い人が多いのに、びっくり。
こんな仕事、してみたいー。
すごく楽しくて、あっという間の3時間でした。