「塾講師」バイトの、面接とテストを受けた結果・・・
数学担当と決まったアーニー。
はああああ?
なんでええええ?
あんた、数学嫌いで、五月蝿いくらい、いーっつもボヤキながら、勉強してたやん。
「数学って、こんなん勉強して、何に使うんや!?
ハハ、大人になってから、なんか使ってるか?
なんの為にこんなことしなあかんのか、訳わからん!!」
今、わかったらしい。
「塾講師のバイトする為やったんかー。」アーニー談。
2月に入試が終わってから、ずっと、暇を持て余しているアーニー。
バイトでもするかー、と探しているのだけれど、なかなか無い。
いくつも電話しているのだが、
「高校生でも、大学生でも、ありません。」
というビミョーな立場のせいか、断られ続け・・・
そして、やっと面接してもらえるところが見つかった!と思ったら、
なんと、「塾講師」。
はああああ?
なんでええええ?
小、中、高、一度も塾に行ったことのないあんたが、「塾講師」いいいい?
お肉一度も食べたことのない人が、焼肉屋始める、くらいの話ですよ
大変な毎日を送られている、大変な数の方々。
わたしの、どうでもいい毎日を、今、語る必要があるのか。
でも、空気も海も地面も、つながっている。
いつ、何が、わたしにも起こるかわからない。
どこかに、こんな日々を送っていた、だれかがいた・・・という足跡を残しておこうかなと思った。
あまり見覚えのないメールが来ていて、「?」と思っていたら、2年前、我が家に1泊していった、中国人高校生ス君からだった。
研修旅行で日本を訪れ、アーニーの高校で交流授業を受け、日本の家庭体験でうちに1泊した。
旅行の最後だったせいで疲れていたのか、おとなしい子だった。
それが、2年ぶりに何かと思ったら、
「地震、だいじょうぶ?家族の皆さんがOKなことを祈ります。日本がOKなことを願います。」
というメッセージ。
中国と日本、政治の世界ではいろいろあっても、人と人とは通じ合っているんだ。
心配してもらって、あったかい気持ちになったけど、今日本にはOKじゃない人達がたくさんいらっしゃることを思うと、心が痛い。
東北・関東方面では、大変なこととなっています。
そんな時、こんなブログ書いてていいのか、と思いますが。
きのうは、モウトの卒業式で、ニュースとか全く気づかず、バタバタと過ごしていました。
アーニーの高校卒業式、寒いのでさぼったハハは、
「中学の体育館も、ハンパ無く寒いし、行かんとこかなー。」
と言うと、モウトが
「えーっ?!来て!絶対来てや!!」
と、かわいいことを言う。
「登校する時は、まだ、中学生やし、ケータイ持って行ったら校則違反やね。
卒業式終わったら、お母さんからケータイ受け取って、写真取り合ったりするねん。
毎年、先輩達そーしてはったし。
ハハ、ケータイ渡しに、絶対来てや!!」
わたしは、運び屋ですか?
アーニーが、
「我が家も、ケータイ所有率が、とうとう人口の50%にまでなってきたか・・・。」
と憂いでいる。
今まで、帰りが遅くなる時など、
「ケータイ持ってる友達に電話借りて、家に連絡入れてや。」
と言っていた。
でも、考えてみると、みんなが自分のケータイ持っててあたりまえの現在、
それは、貸し借りするようなものじゃないのだろうか。
「ケータイ貸して。」
と言うのは、
「パンツ貸して。」
というくらい、えええええ~!そぉれぇはぁないやろぉー!!てな、話なのだろうか。
「なに?おまえ、パンツはいてへんのお?」
「うん。今まではいたことない。別に不自由してへんし。」
みたいな・・・。
それは、かなり恥ずかしいな・・・と、未だケータイ持たずのハハは、ひとり赤面する。
パンツは、はいている。
高校に合格したら、ケータイを買ってもらう約束で、がんばってきたモウト。
卒業式で、友達と写真を撮り合いたいのに、高校の合格発表は、卒業式の後。
推薦は不合格やったけど、適性は合格やったんやしー!(2/23参照)と、チチを丸めこみ、買ってもらった。
お年玉やお祝いが入っている自分の口座からの引き落としにする。
メールは無料だが、通話は有料、チチのケータイとの通話だけ無料、というパックに入った。
ケチなモウトは、
「友達からの電話には出るけど、自分からはメールしかしいひん!」
と宣言。
「帰りが遅くなって、ハハが心配してるなと思うときは、電話してや。」
と言うと、
「チチのケータイに電話して、チチからハハに連絡してもらうわ。」
ちなみに、ハハとアーニーは、未だケータイ持たず。
3月4日(金)は、モウト公立高校一般入試の日。
朝起きると、うっすら雪が積もっていた。
昼間も、時々雪が舞っていた。
ハハは、卒業式寒そうなので、トレンチコート欲しくなって、ふらふら歩いていたら、
桜が咲いているじゃありませんか。
柳馬場御池の創生館にある「御池桜」。
毎年12月~4月ころに、咲くんだって。
寒いけど、桜見ると、元気でるね。
3月5日(土)は、手作り絵本を展示してくださっている「五月山児童文化センター」へ。
こちらも、出かける時は寒かったけど、五月山の坂道を登っていると、汗が出そうなほど。
帰り道で、いい感じのトレンチコート見つけて、また、元気でました。
アーニー、卒業式が終わり、式場の体育館から出てくると、先生方がずらり並んで拍手してくださった。
その向こうには、部活の後輩たちが待っていてくれた。
アーニーを見つけると、駆け寄ってきて、
「アーニー先輩!花束買うんで、1000円貸してください!」
卒業生に渡す花束を、顧問の先生が
「お金は、俺が出したるわ。」
と言ってはったのに、当日の朝になって、
「わるい、後で出すし、今日は立て替えといて。」
と言われたらしい。
すてきな1000円の花束、もらってきたよ。
さむーい卒業式をさばって、ぬくぬくと、何をしていたかというと、
撮ってあったのに、ずっと見られなかった映画を見た。
「ギルバート・グレイプ」と「妹の恋人」。
どっちも、ジョニー・ディップが出ている。
どっちも、ふつーにかっこいい役。
「ギルバート・グレイプ」の方が期待していたが、
意外と、「妹の恋人」の方が、わたしはすき。(題がヘンだが。)
しかし、なんて若いんだ、ジャック船長。
今日は、アーニーの卒業式。
昨日のうちに、卒業アルバムも記念品も文集も、もらってきている。
今日は、卒業証書くらいしか、荷物はない。
なのに、なぜ、いつもの巨大エナメル通学鞄を持って行く?
「えー、だって、ラケットとか体操服とか体育館シューズとか、持って行かなあかんし。」
はあ???
「えー、だって、卒業式の後、卓球部行くし。」
ああ・・・・・・
卒業式の朝、急いでおにぎり4つ、にぎりましたよ。
おにぎりと、水筒と、後輩への差し入れに蕎麦ぼうろを、鞄に詰め込み、最後の登校をするアーニー。
いや、明日も卓球部行くな・・・。
そして、寒がりのハハは、卒業式さぼり。