バンコクでタイ式マッサージに行ってみた。
ツボを順番に刺激して、体の気の流れを良くするらしい。
そのツボのある場所によって、「イテテテ」とか、「うひゃひゃひゃ」とか、言ってしまいそうになる。
実は、チチは、心も体もものすごーく敏感で、超超こそばがりさん。
普段、ちょっと触られるだけで、水から飛び出した魚のように跳ね回る。
それなのに・・・あらら・・・?
脇の周りのツボなんて、わたしでもこそばいのに、チチは沈黙してマッサージをうけている。
あれーっ?こそばがりさんは、ウソやったん?
それとも、タイの人やったら、大丈夫なん?
終わってから、「こそばなかったん?」と聞くと、
チチ「めっちゃ、こそばかった。」
「めちゃくちゃこそばいし、めちゃくちゃ我慢してたら、めちゃくちゃ力はいってしもて、マッサージ師さんに、『ラクニシテ』て何回も言われた。」
マッサージを受けに来て、カチカチに緊張していたチチだった。
10月に行く予定だったけど、洪水で中止した、タイ旅行。
寒~い日本から、暑っいタイへ、やっと行ってきました。
今回は、子供たちはお留守番。初めての、兄妹ふたり自炊生活。
20年前に新婚旅行に行かなかった私達にとっては、20年目の旧婚旅行とでも申しましょうか。
へっぽこ珍道中とでも申しましょうか。
ま、ぼちぼち、ご報告します。
古い映画です。
レンタルショップにはなくて、図書館の書庫に「ビデオ」がありました。
第2次世界大戦中、クワイ川鉄橋建設にまつわる、日本軍と英軍捕虜。
英米合作の映画なので、日本人の立場では「えーっ」と思うところもあったが、最後の結末を見て、伝えたかったことに納得した。
アカデミー賞を受賞し、いつまでも忘れられない映画であることにも、納得。
そして、また、図書館で、こんな古い岩波ブックレットを見つけた。
日本軍通訳として、クワイ川鉄橋建設を、実際に体験した「永瀬 隆」さんの手記。
映画以上に過酷な労働だったことに、ショック。
そして、英軍捕虜の何倍もの、現地東南アジアの人たちの命が犠牲になっていたことにも、衝撃を受けた。
半強制的に労働させられ、そのまま土に埋もれた現地の人々が、映画には一人も出てこない。
運動会などで使われる行進曲、関西の子どもが「サル♪ ゴリラ♪ チンパンジ~♪」と歌う、あの曲。
「戦場にかける橋」で使われた「クワイ川マーチ」なのだ。
なんか、日本人が軽く使っていいのかなあ・・・と、今更思う。
「タイの人形劇、当たったし行こかー。」
とチチが言うので、あまりよく分からずに「行こ、行こ。」と出かけた。
早めの夕食は、ホール近くにたまたま見つけたタイ料理店「イーサン」で。
インテリアや、流れる音楽・映像も、店員さんも、本物のタイの物・タイの人で、結構本格的。
店員さんに、タイの話を聞くと、親切にいろいろ教えてくれた。
気分も盛り上がり、人形劇が楽しみになり、府民ホールアルティへ。
タイ国王84歳のお誕生日の祝賀記念として、各国で催されている交流事業らしい。
領事や知事の挨拶、国王についての説明映像など、前置きもあったが、
いよいよ人形劇が始まると、美しい~、楽しい~。
日本の文楽と通じるらしく、3人一組で1体の人形を操る、伝統芸能だそうだ。
最後に、人形2体が、客席に下りてきて、ハグしたり写真撮ったり、サービス満点。
とっても楽しい時間だった。
神戸、大阪、福岡なんかも回ると言っていたので、行かれる方は、お楽しみに。