DREAM-BALLOON

夢風船って
地球なのかな?って思ったりする...

ブログ開設から4000日!

このまえ報告し忘れた

2012-04-28 09:31:16 | tama

あの新土手のおチビちゃんテLの兄貴NOリが

オレの学科の1年生なんやけど~

オレの兄貴と同級やし

変な感じ~

立場逆~

まさか

小中同じヤツが入ってくるとは!

 

 

 

 

 

 

そんだけ

 

 

 

 

 

 

GWはどんな予定かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

tama


105:お祭り~ウォークラリー~

2012-04-26 15:46:25 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 過呼吸を起こした守田さんが落ち着いたから、やっとこさレンジャーの皆さんに挨拶に行こうとしたのだが・・・。
「いないワヨ。中には誰もネ。」
この守田さんの一言で、僕と真悟はまたも自動ドア直前で引き返し、詳しい話を聞く。
「え・・・?誰もいないんですか!?お祭りなのに!?」
守田さんは腕時計を確認する。今、1時半過ぎだ。
「2時からね、ウォークラリーがあるノヨ。みんなもうその準備に向かってるのネ~。」
「お~。今年はウォークラリーやるんですね!!」
っと真悟。んん・・・ウォークラリー??そういえば、真悟が『毎年イベントがあるうほ~!!』的な発言を前に学校でしてたような・・・。守田さんが更に詳しい説明を付け加える。
「観察パークの外周一周でやるらしいジャナーイ。その、ところどころでクイズが出題される・・・トカ。確か、淡水池の前に集合・・・って原口さんに聞いたワヨ。まだ間に合うジャナーイ。」
「うっほ~い!それは行くしかないね、あっくん。」
「じゃぁ・・・行きますかぃ?」
淡水池か。ここからだと、ヨシ原を越えた先である。ちょっと遠い。なんと不親切なスタート場所だろう・・・。守田さんが僕たち2人を見送る。
「きゃ~師匠~!頑張ってネ~!!」
「・・・。」
行ってきますよ~。頑張ってきますよ~。

 ―淡水池
「え~。それでは皆さん、よろしいでしょうか~?」
2時にスタート予定なのだろう。少し早めに着いたつもりだったが、ちょうど原口さんが説明を始める所だった。参加者はぱっと見で10組前後。僕たちを除く全員が、工作へやってくる親子ペアである。僕たちもしれっとその中に紛れて、原口さんの説明を聞く。
「え~皆様。本日は伊豆背自然観察パーク祭りにようこそお越しくださいました。それでは本日のメインイベントでありますウォークラリーについて説明させていただきます。この公園の外周を一周。1時間少々のコースが、今回みなさんに歩いていただくコースになります。」
ふむ。確か、クイズとかに挑戦しながらゴールまで歩くんだったな。小学校の縦割り集会で何度かやったことがある。まだ僕たちに気づいていない様子の原口さん。説明は続く。
「ところで、この外周を1周しますと・・・当公園の4大フィールド全ての前を通ることになります。そして、それぞれのフィールドの前で、みなさんには合計4問のクイズに挑戦していただきます!!反時計周りに一周しまして・・・ヨシ原、汽水池、干潟、そして最後にここ淡水池の順ですね。まぁ心配されなくても、ウチのレンジャーが各ポイントにおりますんですぐわかります。それでは早速、親子・・・それから・・・」
ここで参加者の顔を見渡す原口さん。そして目が合う。やっと僕たち2人に気づいた。
「お友達でペアやトリオを組んでいただいて。1組目から順番に3分間隔で次の組がスタートになります。“三人寄れば文殊の知恵”ということわざもありますね。是非、好成績を収めていただきたいと思います!!」
なるほど。とりあえずルールは単純だ。途中、4問の問題を回答しながら公園を一周する訳か。
「俺らさ~、最後でいいよね??」
「うん!全然おっけー。」
真悟の提案を心よく受ける。全10組としても、最後の組はスタートまで30分待ち。小さい子には少々長い。その役目、僕たち中学生が引き受けようではないか。一方、原口さんは、3分間を確認したり、スタートの合図を出したりとまだまだ忙しそうだ。先にスタートする組を見ていると、直前に原口さんからカードのようなものを受け取っている。どうやらクイズの正誤を記入してもらうようなものらしい。

 約30分たった。さあ。残すは藤村・植村組だけである!!やっと原口さんと話ができる。
「はぁ、疲れた疲れた。・・・おう!お2人さん!よう来たのぉ。クイズ頑張ってくれ~。」
「まぁ頑張りますけど・・・あっくんと2人だけなんで・・・。」
「え!?ちょいゴリラ!!僕じゃ不安!?」
まぁ否定はできないが・・・。慌てて誤解を解く真悟。
「違う違う!!ほら!2人やとさ、使えんやん?文殊の知恵が。頼りになるよあっくんは。」
「あ・・・そういう事?」
一安心。実際ことわざ通りだとすると、両親+子供の組が多いから文殊の知恵を使える強敵は多いという事に。

「おっ!わし、これはええ事を思いついたかもしれんぞ!!」

ここで出てしまった!!!原口さんの突然の思いつき!!!間違なく面倒くさいやつ!!!

僕と真悟はおそるおそる尋ねる。
「えっと・・・何を思いつきに??」
「ほれ!!」
手渡されたのは、1組に1枚のはずのカードを2枚。
「2枚・・・ですか?」

「そう!!真悟君と晃宏君!!同じ組でありながら敵どうし!!別々で問題に挑戦するんじゃ!!」

・・・うわっ。やっぱり面倒くさい思いつき。ま、諦めるしかない。原口さんの思いつきに拒否権はない。
「お~、それ面白そうですね!!」
「じゃろぉが??もっと褒めてくれ~真悟君。」
何で真悟は乗り気なんだよ・・・。上機嫌になった原口さんは、思いっきりネタバレする。
「ぶっちゃけるとの!今回用意された4問は、どれも野鳥に関係した問題になっとるんじゃ!!最近は晃宏君もバードウォッチャーとして成長してきとるからの。いい勝負が出来ると思うぞ!わしもラストで・・・っと!これ以上は秘密にしとこうかの~!!よし!3分過ぎたぞ!ラストの藤村・植村組・・・

ウォークラリースタートじゃ!!!」

はぁ・・・真悟と和気藹藹のウォークラリーにしたかった。

 淡水池からヨシ原までは一直線だ。スタートからほどなく、レンジャーの証:青ジャージを着た出題者と思われる人物が先に見えた。どうやら・・・最初の出題者は猿越さんのようだ。
「頑張ろうね、あっくん!あっ、一応言っとくけど手加減はなしよ?」
「・・・うん。」
真悟はゴリラの血のせいもあってか、穏やかそうで意外と闘争本能が強い。・・・本気だ!!原口さんは僕に、成長していると言ってくれたが、真悟にかなうはずもないじゃないか・・・。と、そんな事を考えているうちにヨシ原の前に到着する。やっぱり出題者は猿越さんだった。
「おっ・・・2人も・・・参加しとったか。早速問題・・・いくぞ。」
ええぃ!こうなったらやるしかない!!
「お願いしますっ!」
「よし・・・。まずは・・・これを見てくれ。」
「おぉ・・・。」
思わず小さく歓声を上げてしまった。猿越さんが足元から拾い上げたのは・・・長さが30㎝はあろうかという長細い鳥の羽だ!!念を押す猿越さん。
「・・・よく見ろよ。」
とりあえず細長い!色は黒と茶色で、この2色が交互でボーダのように見える。何だろう・・・茶色と表現た部分の色が何とも独特で、派手さはないが深みのある羽だ!さらに、羽の両端は少し赤味ががって見える。僕も真悟も、さわって質感を確かめる。
「・・・よし。・・・じゃぁ問題。」
猿越さんは、裏返しで同じく足元に置かれていたフリップを僕たち2人に見せる。そこには問題文と、可愛く描かれた2羽の鳥のイラスト。・・・二町さん作のフリップだな。何なに・・・。

『2択クイズ:この羽は、ここヨシ原で生活している鳥さんの尾羽(尻尾の羽)です。どちらの鳥さんでしょう? 1番:キジ 2番:クジャク』

「・・・。」

キジだ!!!!!

ヨシ原から甲高い鳴き声が響く。
“ケーン!ケン!”

「・・・。」

キジだ!!!!!

「答える準備は・・・ええか?」
「は、はい。」
準備も何も・・・。
「よし。じゃ・・・2人とも同時にいくぞ。・・・せーの!!」

僕「1番!!」 真悟「1番!!」

よし!当たり前だが真悟と回答は同じ!ただその真悟も、あまりに簡単で逆に自信が持てないといった感じだ。猿越さんの感情を表に出さない表情が、妙な緊張感を誘う。・・・あれ??ひっかけ??いや!ひっかけようがないだろ??

「正解。」

やっぱキジだ!!!!!

よかったー!!はぁ。力が抜けた。それにしても、何でこんな問題を・・・。
「これ・・・あまりに簡単過ぎじゃない?」
「ね!キジ鳴くし、俺も逆にハラハラしたわぁ。」
「2人とも・・・何を言うとるか。他の参加者のことを考えてみぃ・・・。」
他の参加者?・・・そうか!他はみんな工作親子!つまり小学校低学年でも考えられるレベルに問題が設定してあるという訳か!!
「中学生バードウォッチャーさんには悪いが・・・この先の問題も・・・こんな感じと思うぞ?」
真悟が笑う。

「はは。どっちみち・・・必要なかったね。文殊の知恵。」

「みたいやね。」
この程度の問題なら・・・真悟と対決なんて固い事考えず、予定通りの和気藹藹としたウォークラリーを楽しめそうだ。

Sorry I'm Late!

2012-04-25 17:52:25 | tama

ずーーーっと

書こうと思っててんけど

後回しにしてたらこんなお久し感でてもうた~

 

 

 

最近は充実してるようなしてないようなハンパな日が続いてます。

こんなんじゃダメやぁ

でも行動起こすには金がいる!

もし金が貯まれば

夏休みに東北へ行こう

 

 

By the way,

最近サッカー運きてる

月曜に大学職員の人と蹴球仲間になったし

5月13日のサッカーマッチの招集かかったし

県リーグ3部の2チームから声かかったし

現役を楽しまんと!

 

いや~

しかし

金がない!

 

 

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

tama


「あっくん日記」・・・ないわ (acco)

2012-04-22 00:12:58 | acco
今日は夕方から
おっかーと明とタツと遊かつ行ってきた~
いや~ 美味しいね
チョコパフェと京風だし茶漬けが特に
串かつも勿論美味しいんやけどね

いや 美鳥の日々ってアニメあるんやね
なんかね 深夜枠とはいえ 普通に乳首が出てくるアニメの最後らしいよwww
最近は規制が厳しいけ~ね
マンガ買ったのから、はまりまくって色々調べた
まだ1話しか見てないけどよかったわ
オープニングもよくて マン倉でCDも買ってしまった

さらにね
前 浩也とさだπが
俺らはその頃、かってに改蔵読みよったって言いよったやん?
改蔵と美鳥って、どっちもサンデーの同じ号で最終回やったんて!!
なんか凄いよね

で そうよタイトルやけど
今日から未来日記がドラマ化するって話をおっかーに聞いて
レポートやりつつ観よったんやけど
原作と結構違って・・・むしろ僕はこっちんが好きだ
あんまグロくないし現実的になったというべきか

いやただ 主人公のニックネームをユッキーからあっくんに変更する意味わからん!!!
原作読んでなかったらわからんやろうね この悲惨さが・・・
これほど主人公と同じニックネームが嫌になる話も珍しいと思う
ゴーリキーあっくん言い過ぎで流石に気になるww

まぁほんと面白かったけ
漫画だけでアニメは観てなかったけど
ドラマはなんだかんだ来週も観るんやろうね

来週も頑張って生きてくれあっくん

3日間で余裕1万は出費したけど・・・アリな方 (acco)

2012-04-16 20:42:54 | acco

そうか
今日が月曜な気がせん理由こういう事か

まず土曜
風邪悪化
何かここ1ヶ月くらい体調が安定しないという・・・
土曜は完全にこじらせた!!
平日やったらアウトやった~あぶね~
実験ってね、一回休んだら留年確定みたいなもんなんよ・・・恐ろしい
夕方、葛根湯を買って飲んで・・・
ほぼ無理矢理やけど日曜は動けるまでに回復

きた日曜
あんまり熟睡出来ず
朝早く目が覚めたんで星野に連絡!
マン倉行ってきた
なんかいい漫画がある気がしたんだな~
予感的中で
まずデスノート全巻セット500円 即決
それとついに買った
美鳥の日々全巻セット
人生初めてきちんと読んだ記念すべき漫画を
7、8年後に買って揃えるというね
てか、中一で漫画をちゃんと読むの初めてって遅ww

午後は
タツから連絡来た
16時くらいに明とタツが来た(山口)
即、常盤公園に力迎え行った(宇部)
カッパ寿司行った(山口)
タツと力を自宅に送った(宇部)
明が泊まり来た(山口)

・・・

こんな山口と宇部の往復ありうる!?
全部同行した僕とか、カッパ寿司と自宅の往復しか必要ないしねww

あと たまたまで
僕とタツのパソコンの壁紙が同じって事が判明したんやけど
浩也ともたまに服被るしね
あるもんやね そういうの

で月曜
1コマで終わりなんで
防府に明と映画見に行ってきた!
ジョン・カーター 面白かったぁ
んでゲーセン行って

チロルチョコ89個ww
いやつくずく思うww
バカだなとww

っとここらでそうやね
完全新作の『アキラウエダにぞっとした話』(これ内輪では有名なネタ)いっとく??

1.
ユメタにて
館内に流れる童謡(?)『こいのぼり』を聞いた明
しみじみと

明「そうか~ もぉ、こいのぼりの時代やね~」

2.
今年のコナンの映画主題歌がいきものがかりと知った明
明「え!?コナンの映画の主題歌といえばさ、やっぱB'zか、ZARDか・・・あと、あの人、なんかいね?」
僕「あぁ、倉木麻衣?」

明「そぉそれ!くろきめい!」

・・・!?!?!?
そりゃ黒木メイサだろwwwwwwwwwwww

 

あ~  もうね・・・・
明とおると腹筋がもたんよww

本編復活

で、うちに戻って
明も好きやけ、美鳥の日々を一緒に無言で読書しよったんやけど

やっぱいいわ~~

懐かしいわ~~

8巻で完結ってのがまたいいわ~

ほんと一押し!!
簡単に言うと
不良で嫌われ者の男子高校生おって
その男の子に片思い中の女子高生が
その男の子の右腕になってしまう話・・・

なんとも斬新なスタイル 尊敬する

まだ今3巻やけどね
8冊読破してのラスト!
あの感動を早く味わいたいですなww



最近ね
自分の書きたい話題に日記の回数が追いつけんww


今夜は映画2連発 (acco)

2012-04-13 23:23:21 | acco

しんちゃん&コナン
どっちも微妙やったな~!!

監督交代とかなんかな?
しんちゃんはさておき、コナンの映画って昔はもっと面白かったよね?
カウントダウン、十字路、暗殺者・・・
奇術師は笑えるし、陰謀もおっちゃんかっこええやろ?
どこやっけ? 鎮魂歌まではよかったんや!
棺から面白くなくなったんやねw

いや しんちゃんも大人帝国は泣ける
戦国時代の奴もよかったかぁ ・・・

てかさ 気象の実験・・・ 楽しいぞ!w
・・・いや、楽しいって表現でいいのか??
ただ、実験内容はすごくバカらしいのにレポートが謎でやる気うせるわ

昨日はね
田んぼのあぜ道とかで
1人ぽつんと1時間半気温測りよるだけやけ~ねw
結構暑い中観測機振りながら 目の前で楽しそうにバトミントンしてるき~たん眺めてんだぜ?
変態だわww
入学式でおめでとう言いそびれたけ・・・よかったけどね

今日もハンダゴテとか使ってさw
中学思い出してついふざけ過ぎてしまった!
ちょっと機嫌悪くする先生を見て、かじπを思い出したw

 

でさ これ
ずっと書きたかった
佳暁の学年ね
酒○が主任なんやけどさ・・・
学年通信がカオスな件

くらの いかに っちょくせん!」

・・・

バーローww

悪い先生じゃないのにさ こういう所やろ!!
どんだけの自己主張w

これにはね

さすがに かあさんも 「・・・いみふめい」


風強かったね~ (acco)

2012-04-11 23:13:26 | acco

学校始まったね

実験がね 忙しいですよ

昔の脱穀体験したり

防風林のモデル使いつつ
ベイブレードの話懐かし
ガイアドラグーンw 僕がドライガー系派でした

まだ今は楽な方やけども
ふとね これ何の為の時間か疑問に思うときあるww

今朝はね
早朝4時半まで先輩2人と星野が家おって1コマ諦めたけぇねw
教科書買えなかったという罠ww

てか結構最近に
大好きなSchool Food Punishmentが活動休止したっていう事実を知ったっていう・・・
なんだよ~
も~
何の個性もないJ-POPを聴けっていうのかよ~
思うんやけどさ!
方向性の違い!?
ファンの気持ち考えろよって話!
他のアーティストじゃ代用できん音楽つくってんだから!!
って感じで・・・ショックより怒り
いやショックなのはあれだ 自分に
2月1日に休止したのに何で知ったのが2,3日前・・・アホかw

明日は午前中おやすみっていう僕の学科には珍しい曜日
インク買いに行って
今週ジャンプ読んでないけどっかで読んで
実験に行けばちょうどよかろうかね
あと洗濯重要

書きたい事は色々あるけど
また更新するときに^^
じゃないとこのブログ、最近寂しいよね・・・?

あ~風呂入ろう
もう今夜作ったハンバーグがテラうま!
腹いっぱい過ぎて動けんですww

PUNKSPRING!!!

2012-04-04 18:03:52 | tama

1~4日にかけて愛知に行ってきました~♪

メインは2日のPUNKSPRING 2012 EXTRA SHOW
SUM41 with NEW FOUND GLORY @Zepp Nagoya

 

ライヴ前は鶴舞公園ってとこで花見

 

これが

マイベストチャ-ハン(知多ラーメン)

超うまい!

 

最後に合宿で仲良くなったONAKKYさんとこ泊まった♪

超きたない!笑

 

さてさて

今日帰ってきたけど

今夜はAKKYと山大の子たちと遊んじゃうよー

そんで明日の朝はオリで午後はバイト

ハードってしんどいけど

なんかわくわく

 

 

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

tama


104:お祭り~賑わい~

2012-04-04 12:43:32 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 ―5月4日(水)午後、自然観察パーク
ビジターセンターから、ヨシ原、淡水池の横を通って、はるばる砂利石川の河口が見渡せる公園の端までやってきた原口さんと二町さん。2人とも首に双眼鏡。手に、原口さんはカウンター、二町さんはメモ帳。年に1度のお祭りを明日に控え、砂利石川河口の野鳥個体数調査である。原口さんの読みは正しかった。引き潮で砂地が多く現れた砂利石川の河口では、多くのシギ・チドリ類が羽を休めていた。長旅の休息には、絶好の自然環境である。原口さんは双眼鏡に手を掛ける。
「まずは・・・キアシシギからいくかのぉ。」
原口さんの親指がテンポよくカウンターのスイッチを押す。姿の似通ったシギ・チドリの中からキアシシギを瞬時に識別する技術、能力は相当なものである。一通り河口を見渡し終えると、カウンターの数値を確認して二町さんに伝える。
「キアシ、38。」
「は~ぃ。」
“・キアシ 38”
二町さんがメモ帳に記録する。1種ずつ、この繰り返しである。この気長な作業を終え、記録漏れの種がいないかを確認している時だった。
「・・・お?」
原口さんの双眼鏡が、ある1羽の野鳥を捉えて止まった。そして、二町さんの目が輝く。
「居ました!?珍しいの!!」
「おう。こりゃ・・・なかなか珍しいぞ!探してみぃ。」
「わ~!わくわくする!」
二町さんが相当に期待するのも無理はない。シギ・チドリ類の多くは旅鳥である。元々、他の場所への移動中に立ち寄っている状況を観察している訳だから、その中に普段は別の場所に立ち寄っている種が1、2羽混じる場合が多くある。そのような種は迷鳥として分類されることとなるから、シギ・チには、迷鳥が比較的多いのだ。
 ・・・しかし。二町さんがいくらシギ・チを1羽1羽丁寧に観察しても、怪しい個体は見つからない。
「あれ~?う~ん・・・あれは・・・・普通のハマシギよね・・・多分。」
確かにシギ・チは模様が似通っているし、二町さんに原口さんほどの識別能力はない。とはいえ、二町さんも経験を積んだ立派なレンジャーの一員だ。趣味のバードウオッチャーに比べると、頭1つも2つも抜けていることは間違いない。そんな二町さんが、完全なお手上げ状態。
「原口さ~ん。もぉ降参です~。そろそろ教えてくださいよ~。」
ヘルプを出す二町さんを、原口さんは思いっきり突っぱねる。
「バカ。もうちょっと自分で頑張って探さんか!」
「うぅ・・・。私の気のせいですかね?最近、原口さんに怒られてばかりな気がするのは・・・。」
気のせいではないかもしれない。

「そりゃの。いつまでも成長が見られんからじゃ。」

それも・・・一理ある。

 ―5月5日(木)、伊豆背自然観察パーク
主役は僕たち。さぁ!!こどもの日である。前日に大腸癌で入院したじぃちゃんの事が気にならない訳じゃない。でも、せっかく部活も休み。両親の説明では手術で完治するという話だし、今日はおもいっきり楽しむと決めている。僕と真悟は、1時過ぎに観察パークに到着した。そして飛び込んできた光景に、驚くと共に、完全に失敗したと思った。
「食べてくるんじゃなかった・・・昼食。」
なんと!普段は閑静すぎるほど閑静なビジターセンターへの一本道の両脇に、出店が!焼きそば、焼き鳥、フランクフルト・・・主要なものは大体ある。いつもは観察パークに工作へやってくる親子がメインだが、それなりのにぎやかさも完成されている。これ・・・いいのか!?鳥逃げるんじゃね!?自然に悪影響ないの!?

とにかく、結構本格的に普通にお祭りだ!!

「おぃ~!ゴリラ!!毎年のように来よんやろ!?教えて~や。昼こっちで食べたかった。」
「うほ?食べるよ?こっちでも。」
僕が間違ってるのではと思ってしまうほどのドヤ顔回答・・・。真悟の辞書に満腹という言葉はない。悪気がある訳じゃない。人体・・・いや生物種の構造の違いだ。
「タツも来れればよかったのにね。まぁ・・・とりあえずはさ。2度目の昼食の前に、レンジャーの皆さんに挨拶済まそ。」
違和感のあるにぎやかなこの直線を、今にも出店に釣られそうな真悟を引っ張りつつ、ビジターセンターの入り口へ向かう。
 僕と真悟が入り口の自動ドアに近づくと、扉が開いた。ただ、非常にややこしいが、これは僕たちが近づいたからではない。中から、首にカメラを下げた男性が出てきたからだ。
「・・・げ。」
さっきの“男性”という表現・・・100%の保障は持てない。

「わ~ォ!!藤村師匠ジャナ~イ!!!お祭り楽しんデル~??」

僕の顔を見るなり、笑みが溢れている。出た!!!守田大治郎さんっっ!!・・・藤村師匠!?僕はいつからこの人の何の師匠になったんだ!?!?そんな疑問は後!本能が危険な香りを感じ取っているのか、真悟が少し身構えている。怪しい人でない事を先に説明せねば。
「ゴリラ、この人はね、西南西新聞の記者で守田大治郎さん。ほら、ちょっと話せんかったっけ?この間の日曜日に、変な・・・いやユニークな新聞記者の人と知り合いになったって。」
「あぁ!そういえば言いよったね。初めまして。えっと、あっくんの友達の植村真悟と申します。」
「エエン!?あの長身でゴリラ似の!?」
開いた両手を軽く口元へ。あの乙女な驚き方!!
「それですね。改めて俺って残念な特徴。」
そういえば、僕も最初は真悟と勘違いされたっけ・・・似ても似つかない。念願の真悟との対面を果たした守田さんのハイテンションは止まらない。
「会えて嬉しいワヨ~。噂には伺ってマス。私、西南西新聞で毎週水曜日のコーナー『野鳥の楽園ダヨ!伊豆背自然観察パーク!』を担当してるんだけどね、『“スーパー中学生バードウォッチャー”ゴリ・・・植村ちゃん!』で1回特集組みたかったノ!!ゴリ・・・植村ちゃん、ちょとだけ取材イイ??」
戸惑いつつも承諾する真悟。
「いいんですか?俺で。あっ・・・後、呼び名、ゴリラでいいですよ。もう慣れてるんで。」
歴史的な瞬間だ。

“ゴリラ”という仲間内ニックネームが今!!公共の場へと羽ばたいた。

「悪いワネ。じゃ!ゴリラちゃん!ここじゃ邪魔になるからちょっと向こうで。」
守田さんと真悟は、焼きそばの出店の隅に移動し、僕は一時的に独りになった。
 ふと、お祭りのにぎやかな雰囲気の中で感じる疎外感。気がつくと僕は、戸惑いながらも一生懸命に取材に答える真悟を、羨ましいような悔しいような気持ちで遠目に見つめていた。
「すげぇなぁ・・・ゴリラ。」
ナベヅルの帰り道、オッキーが僕に話してくれた論理は、本当にその通りだと思う。オッキーは、ソフトテニスが好きだから上手くなりたい。僕にとってはバードウォッチングが、オッキーのテニスと同じだ。勿論僕だって、少しずつはバードウォッチャーとして前進していると思うし、何より真悟とはキャリアが違う。今は、自分がバードウォッチングに向いているという事も、自信を持って宣言出来る。ただ最近、以前とはまた違う意味で、真悟の凄さを感じて少し辛くなるときがある。現時点で、中学生バードウォッチャーとして注目され、取材を受けるほどの真悟。それに比べてまだまだ自分は・・・でもいつか追いつきたい!

真悟は僕にとって、大切なバードウオッチング友達であり大きな目標でもある!

 取材を終えた真悟が戻ってきた。
「あっくん、お待たせ!」
「おぅ!いいよ!」
いい取材が出来たのか満足気な守田さんは、今度は僕たち2人にこんな提案をする。
「アン!そうだ!1枚どうカシラ?記念写真。」
「お!いいんですか!?撮ってもらおうや、あっくん。」
「うぅ・・・。まぁ・・・じゃぁ・・・。」
ノリノリの真悟に対し、写真嫌いの僕。断るのも悪いから、お祭りの雰囲気が最大限に感じられる一本道をバックに2人が並ぶ。
「ねぇねぇ!!俺、こんなポーズはどうかなと思うんやけど!!」
そう言って、グーに握った両手の拳を、片手を顔の横、もう一方を胸の辺りにもって行く真悟。ゴリラか。
「あ・・・いや、僕はピースでいいや。」
「え?そう?あ、あっくん写真嫌いやもんな。」
好きでもそのポーズは遠慮すると思う。

「ハ~イ。じゃぁ撮るワヨ~。ハイ!チーズ!」

明るいからフラッシュがなくてわからないが、多分、シャッターが下りた。
「よっしゃ・・・撮れたワヨ。ン~。藤村師匠、表情が固い~。」
そうだ・・・師匠の謎、まだ聞いていなかった。
「写真ありがとうございます。で、あの、守田さん。師匠って何ですか?」
僕のこの質問に、守田さんは顔を赤くする。
「そりゃ・・・その・・・モォ!恥ずかしいジャナ~イ!

あゆみちゃんとの・・・関係における師匠ヨ!」

「・・・。」

誰かこの人止めてほしい!!

「あゆみちゃんって・・・あのあゆみちゃん??」
「あ~そぉそぉ。」
守田さんの眉間にシワが寄る。
「・・・エ?ゴリラちゃんも・・・あゆみちゃん知ってるノ??」
「はい。あっくんと一緒に行った1泊2日のナベヅルミーティングで一緒だったんで。」
ちょ!!真悟!!そのワードは駄目だ!!!

「1泊・・・はふっ、ハフッ・・・!!」

「守田さん!?え!?あっくん何これ、過呼吸!?」
「やはり!?!?」

 はぁ・・・到着して30分。まだ、お祭りを楽しむ前段階の挨拶すら済ませていない僕たち。ここ3人だけ、周りとは別の意味で大にぎわいだ。これからいったいどうなる事やら。
「守田さん!大丈夫ですか!?落ち着いて!」
「はぁ・・・何とか・・・大丈夫ヨ。ありがとネ。藤村師匠と・・・

ゴリラ師匠。」

やっぱね。そうなるのね。