いい言葉は、いい人生をつくる

2022-05-18 07:40:00 | 至言
いい言葉を知っているかどうかが人生を大きく左右する。

私たちは自分の知っている言葉で考える。自分の知らない言葉で考えることは絶対にできない。

自分の知っている言葉で考えた時、考えたことが態度に出てくる。

態度に出たことは当然行動に現れる。そしてその行動が繰り返されれば習慣になる。それが今度は自分の運命を作ることになる。 

自分の運命思考を左右するものは自分の思考であり、思考は心の働きであり、心の働きのツールが言葉である 。

となれば我々は言葉というものを慎重に考え、言葉の持つ力すなわち日本では古来から言われる言霊の存在を大事にしていかなくてはならない。

もし否定的消極的な言葉を使えばやはり否定的消極的な考えにとらわれていくことになる。

そして否定的消極的な態度となり、行為となり、習慣となり、運命も健康も常に否定的消極的になって行かざるを得ないだろう。

自分の願いを実現するものは言葉である。自分を成長させるのも言葉である。
言葉こそたったひとつの最強の武器である。


まず思わなかったら、そうはならない

2022-05-18 07:29:00 | エピソード

昭和40年頃私は、松下幸之助さんのダム式経営についての講演を聞く機会がありました

ダムを作って常に一定の水量があるような余裕のある経営をやるべきだということを話されました

すると一人の人は、私もダム式経営に感銘を受ける。しかし今余裕がないのどうすればいいのかそれを教えて欲しいと質問をしました

松下さんは、「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけれども余裕がなけりゃいかんと思わないといけませんな」と答えられました

そうすると全然答えになっていないとみんなが失笑するのです

しかし私は強烈な印象を受けたのです 

つまり松下さんは「まず思わなかったらそうはならない」ということを言われたのです

理想に対してそうは思うが現実にには難しいという気持ちが心の中にあっては、物事の成就が 妨げられると言われたのです

京セラ会長 稲盛和夫