君らなあ、布団に入ってすぐ眠ってしまうようではあかんな。
これから日本がどうなるか、いろいろ考えながら眠らんとあかんな。
松下幸之助
個人の能力の差なんて5倍も違わない。
他店と同程度の料金で5倍の美味しいラーメンをつくったり、5分の1のスピードでお客にラーメンを出すのはまず不可能だ。
だが、店員の意識を変えることによって、お客の気分を100倍良くするのはそれほど難しいことではない。
この店が繁盛しているのは、ズバリ店員の意識の高さ、すなわち経営者の意識の高さである。
恐らく、このラーメン屋の経営者はラーメンの味にこだわる以上に店員の意識改革にこだわっているのだと思う。
私の人材に対する考え方もこれとまったく同じ。能力の高い人を採用するというよりも人並みの能力を持つ人材を採用して、彼らの意識を高めることに全力を傾注する。
わが社が創業25年で、売上高2600億円の企業グループに成長した要因は、ここにある。
人を動かしビジネスに成功する原理原則がこのなかに凝縮されている
『人を動かす人になれ』
日本電産社長 永森重信
第16条
やらぬ前から「出来っこない、やってもしょうがない」という負け犬にはならぬこと。物事は強く望めば望むほど、その強さに比例して必ず成就するものであることを知るべきである。
第23条
どんなことをしてでも相手に解ってもらわなければならない大事な事柄は、一回の説明で終わらせることなく数日後に再度訪問を繰り返すとともに相手が本当に理解したかを確かめること。役員・上司は、このことを部下に実行させること。
第24条
仕事の進め方については、この現在のやり方でよいのか、逆の角度や違った立場から見た場合に欠陥がないかと毎日朝昼晩と反省を繰り返し想を練り上げて改善していくこと。
第25条
役員・上司は、部下を社会人として立派な人間に育てることを第一義と心得、かつ職業人としても有能に育てること。
報酬以上の仕事をしてきた人は報酬以下の仕事しかしていない人より高い位置につき高い報酬を得ているという事実であった。
このことについて半世紀以上にもわたって研究を重ねてきた。
私はこの仕事の分の給料はもらっていない。ばかばかしい、こんなことをやれるもんか。
こうした事を口にするタイプの人間で成功した人は一人も見たことはないし、成功することはこれからも皆無だろう。
「思考は現実化する」
このことについて半世紀以上にもわたって研究を重ねてきた。
私はこの仕事の分の給料はもらっていない。ばかばかしい、こんなことをやれるもんか。
こうした事を口にするタイプの人間で成功した人は一人も見たことはないし、成功することはこれからも皆無だろう。
「思考は現実化する」
成長する企業
1、アイデアに溢れている
動いているのではなく社員が働いている
1、情報が共有されスピードがある。日々情報がスムーズに流れる仕組みがある(お客様の情報、ライバルの情報、現在の会社の課題等)
1、常にプロジェクトが動いている
1、常に課題を共有されている
消える企業
1、考えているのは社長だけである
1、マネージャーの意識が低い
1、社員は動いているのみである
組織の内と外に変化を見つけ機会として使えるかを考えることが大切だ。
ドラッカー「経営者の条件」
すぐれた企業は人を育ててきた。
松下幸之助氏は「我が社は人をつくります。それからモノをつくります」といっている。
トヨタ自動車は「モノづくりの前に、人づくり」がモットーとなっている。
経営という言葉の語源は、仏教の言葉で「人を育てる」という意味である。
企業の優位性の源は「人」であるということを、これらの言葉は教えてくれる。
企業が何も変わらないでいることは、きわめてリスキーである。
過去と同じことをやっていたら、たいした成果をあげられないどころか、時代に取り残されて沈没してしまいかねないのである。
最大のリスクは、リスクを冒さないことである。
それは50%の改革が現状否定からスタートするのに対し、5%や10%の改善は現状肯定からスタートするからである。