セブンイレブンを始めた時は、お金もなければ物もない社員も素人集団でした。
そこで新聞広告で募集したりして総勢15人を集めたが前職は自衛隊のパイロット、製パン会社の営業マン、商社マンなどほとんどが流通業では素人同然だった。
セブンイレブンを始めた時もそうでした
人に意見を聞けばみんな無理だ、やめろのオンパレードでした。スーパーマーケットが進出して中小小売店が衰退している中で小さな店舗の経営が成り立つはずがないというのです。
しかし小規模店と大型店の共存が難しいと言うなら、それが可能になる方法を考えればいいではないか。方法が今はないなら自分たちで作り上げていけばいいし必要な条件が整っていなければその条件を変えればいい。そう考えて人の話を聞かなかったから今のセブンイレブンがあるのです。
それは集まった面々が素人だったからこそできた。過去の経験や既存の知識に染まっていない純粋さそれが素人の強さです。
私の場合条件的には決して恵まれているとは言えなかったことが逆に挑戦を生んだ。
反対を押し切って始めたからには何とか知恵を振り絞ってやり通さなければならないと火事場の馬鹿力みたいなものが発揮されたのです。
「本当のようなウソを見抜く」
セブンイレブン式脱常識の仕事術
鈴木敏文