先週の4日(日曜日)を境に、「高学歴ワーキングプア」問題に関する議論があちこちで再燃している。
小生が『高学歴ワーキングプア』(光文社新書)を上梓したのが2007年10月だから、ちょうど二年ぶりになるだろうか。
きっかけは、『IT media エンタープライズ』が提供する「日曜日の歴史探検」コーナーでの「高学歴ワーキングプアとは何か」という記事。
全四回の連載を予定という。11日には、「余剰博士は無用の長物か」が、二回目の記事として載った。
残りはあと二回もあるので、現時点ではなんとも言えないが、『高学歴ワーキングプア』という〝新語〟をつくり、これを社会問題として提起し、その解決に全力を尽くしている者としては、いろいろと思うところもある。
特に、二回目の記事は、本問題をどのような立場から捉えようとしているのかが見えにくく、個人の問題という流れが再び出てくる不安も拭えない。
第三回目では、ポスト、特に〝特任〟などといった枕が、わざわざ付く職階名の訳などを取り上げるそうだ。なぜ「講師」「准教授」ではないのか、どうして、〝特任〝講師/〝特任〟准教授と、変な呼称になるのか等の、背景を含む丁寧な表現を、前島梓氏の筆に期待している。
余談だが、『アカデミア・サバイバル -「高学歴ワーキングプア」から抜け出す-』(中公新書ラクレ)、東大生協(駒場)で新書ランキング1位(12日調べ)ということで、お買い求め頂いた方には、ただただ感謝するばかりである。なんとか、一人でも多くの博士たちに生き残って頂き、本問題解決への道を協同して切り開いていって欲しいと切に願っている。
小生が『高学歴ワーキングプア』(光文社新書)を上梓したのが2007年10月だから、ちょうど二年ぶりになるだろうか。
きっかけは、『IT media エンタープライズ』が提供する「日曜日の歴史探検」コーナーでの「高学歴ワーキングプアとは何か」という記事。
全四回の連載を予定という。11日には、「余剰博士は無用の長物か」が、二回目の記事として載った。
残りはあと二回もあるので、現時点ではなんとも言えないが、『高学歴ワーキングプア』という〝新語〟をつくり、これを社会問題として提起し、その解決に全力を尽くしている者としては、いろいろと思うところもある。
特に、二回目の記事は、本問題をどのような立場から捉えようとしているのかが見えにくく、個人の問題という流れが再び出てくる不安も拭えない。
第三回目では、ポスト、特に〝特任〟などといった枕が、わざわざ付く職階名の訳などを取り上げるそうだ。なぜ「講師」「准教授」ではないのか、どうして、〝特任〝講師/〝特任〟准教授と、変な呼称になるのか等の、背景を含む丁寧な表現を、前島梓氏の筆に期待している。
余談だが、『アカデミア・サバイバル -「高学歴ワーキングプア」から抜け出す-』(中公新書ラクレ)、東大生協(駒場)で新書ランキング1位(12日調べ)ということで、お買い求め頂いた方には、ただただ感謝するばかりである。なんとか、一人でも多くの博士たちに生き残って頂き、本問題解決への道を協同して切り開いていって欲しいと切に願っている。