今日は『今月今夜の月の日』というです。
えらくカッチョイイ名前の日...と思ったら、なんとこれ、失恋した人のセリフだそうで。
小説家・尾崎紅葉の著作「金色夜叉」の一幕からとられた記念日です。
主人公・間貫一(はざまかんいち)の許嫁だった鴫沢宮(しぎさわみや)は、結婚を間近にしながら両親の勧めに従って富豪・富山唯継に嫁ごうとします。
この裏切りに対し、貫一は熱海の海岸でお宮を足蹴にして別れを告げています。
そのときのセリフがこちら。
「可(い)いか、宮さん、一月の十七日だ。
来年の今月今夜になつたらば、僕の涙で必ず月は曇らせて見せるから、
月が……月が……月が……曇つたらば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、
今夜のやうに泣いてゐると思つてくれ」
『金色夜叉』前編第8章のエピソードですが、これにちなんで今日の記念日は制定されました。
静岡県熱海市には同場面を再現した銅像があり、彼の偉業を称え、遺徳を偲ぶ『尾崎紅葉祭』が開催されています。
ちなみに、1月17日の夜が曇ることを「貫一曇り」とも呼ぶそうです。
私にとって、尾崎紅葉といえば「文豪ストレイドッグス」の姐さん一択ですけどね!
参照:文豪ストレイドッグス(KADOKAWA)
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私、霧ヶ原悠の作品は下記のサイトにあるので、気になった方は覗きにきてください!
○唄うビブリオドール(小説家になろう様)(カクヨム様)
○「こうして英雄は魔女を討った」(カクヨム様)
○あの日あの時の、短い夢を永遠へ(小説家になろう様)
○影絵童話集Ⅰ(ノベリズム様)
※文章のみの公開となっています。
○影絵童話集Ⅱ(ノベリズム様)
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