本日は『紅葉の見頃予想発表日』・・・と言われているみたいですが、別に厳密に決まっているわけじゃなさそうですね。
紅葉の見頃を予想してるホームページはいっぱいあるし、ウェザーニュースの場合9月16日に第一回紅葉見頃予想出してるぐらいですから。
世界の約60ヶ国ぐらいで生物や植物の季節観測は行われているそうですが、わざわざ行政が国民に向けて予想を伝えている国はほとんどないそうです。
桜の開花や紅葉の見頃予想は、四季に恵まれた日本ならではという見方もありますが、観光業にとっては二大稼ぎどきですからねえ...。
ウェザーニュースの発表によれば、残暑の影響で色づきがやや遅れるところがありそうなものの、2020年は概ね平年並みだそうです。
北日本の平野部では10月下旬から11月上旬にかけて、東日本や西日本の平野部では11月中旬から下旬にかけてが紅葉シーズンとなる見込みだとか。
9月の気温が全国的に平年より高めだったことから(そうだったっけ?)、山間部や標高の高い山はそろそろ見頃を迎えていたそうですが、まだ遅れるみたいですね。
ちなみにこの記事を書きながら、「紅葉」という字を出すのに「こうよう」と打ったり「もみじ」と打ったりしていました。
どっちで打っても同じ字は出ますが、ちょっと気になったので違いを調べてみました。
○紅葉(こうよう):秋に葉が赤や黄色に変わる自然現象。
○紅葉(もみじ):①秋の終わりごろ,木の葉が赤や黄などに変わること、もしくは色づいた葉。②イロハモミジおよびその近縁のカエデ類の別名。
辞書的な意味は上の通り。
葉が紅くなる「こうよう」の方が字義的には正しくて、「もみじ」の方が特殊なようですね。
じゃあ紅葉と書いて「もみじ」と読むのはなぜかというと、「草木の葉が赤や黄色に変わる」ということを指す「もみず」という動詞があり、その連用形である「もみじ」が紅葉した葉そのものを指すようになったそうです。
なら「もみず」とはなんぞというと、紅花を水や灰汁につけて揉んで色を出す染色の「揉み出づ」に由来するという説があるようです。
言葉に歴史ありとはこのことよ...(・Д・)