徒然日誌(旧:1日1コラ)

1日1枚画像を作成して投稿するつもりのブログ、改め、一日一つの雑学を報告するつもりのブログ。

9/30は何の日?

2020-09-30 20:53:45 | 日記


 本日は紅葉の見頃予想発表日・・・と言われているみたいですが、別に厳密に決まっているわけじゃなさそうですね。

 紅葉の見頃を予想してるホームページはいっぱいあるし、ウェザーニュースの場合9月16日に第一回紅葉見頃予想出してるぐらいですから。



 世界の約60ヶ国ぐらいで生物や植物の季節観測は行われているそうですが、わざわざ行政が国民に向けて予想を伝えている国はほとんどないそうです。

 桜の開花や紅葉の見頃予想は、四季に恵まれた日本ならではという見方もありますが、観光業にとっては二大稼ぎどきですからねえ...。

 ウェザーニュースの発表によれば、残暑の影響で色づきがやや遅れるところがありそうなものの、2020年は概ね平年並みだそうです。

 北日本の平野部では10月下旬から11月上旬にかけて、東日本や西日本の平野部では11月中旬から下旬にかけてが紅葉シーズンとなる見込みだとか。

 9月の気温が全国的に平年より高めだったことから(そうだったっけ?)、山間部や標高の高い山はそろそろ見頃を迎えていたそうですが、まだ遅れるみたいですね。


 ちなみにこの記事を書きながら、「紅葉」という字を出すのに「こうよう」と打ったり「もみじ」と打ったりしていました。

 どっちで打っても同じ字は出ますが、ちょっと気になったので違いを調べてみました。

 ○紅葉(こうよう):秋に葉が赤や黄色に変わる自然現象。

 ○紅葉(もみじ):①秋の終わりごろ,木の葉が赤や黄などに変わること、もしくは色づいた葉。②イロハモミジおよびその近縁のカエデ類の別名。

 辞書的な意味は上の通り。

 葉が紅くなる「こうよう」の方が字義的には正しくて、「もみじ」の方が特殊なようですね。

 じゃあ紅葉と書いて「もみじ」と読むのはなぜかというと、「草木の葉が赤や黄色に変わる」ということを指す「もみず」という動詞があり、その連用形である「もみじ」が紅葉した葉そのものを指すようになったそうです。

 なら「もみず」とはなんぞというと、紅花を水や灰汁につけて揉んで色を出す染色の「揉み出づ」に由来するという説があるようです。



 言葉に歴史ありとはこのことよ...(・Д・)



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9/29は何の日?

2020-09-29 20:09:33 | 日記


 今日は招き猫の日ですニャーン(=^x^=)

 招き猫は福を呼び込む縁起物です。

 そこで、「く(9)るふ(2)く(9)」の語呂合わせから日本招猫倶楽部が1995年に今日を記念日に制定しました。

 そもそもの発端は、招き猫の愛好家たちが「いつも手をあげて人間に福を呼び込んでくれる招き猫に感謝する日があってもよくね?」ってことだったそうです。

 言われれば、まあ確かにって感じですけども。



 猫自体は、縄文時代の貝塚から骨が発見され、平安時代の書物に描かれているなど、古くから日本人と馴染みのある動物でした。

 江戸時代になり養蚕が一大産業となると、猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除してくれる神様のような存在になり、大切にされたそうです。


 この猫が、「右手を上げれば金を呼び、左手を上げれば人を呼ぶ」という招き猫の置き物になったのには、諸説あります。

 
 ○井伊直孝が世田谷の豪徳寺の前を通りがかったとき、猫に手招きされたので寺の中に入って休憩していると雨が降って落雷があった。

 猫に救われた直隆は豪徳寺に多額の寄付をし、豪徳寺は猫のおかげで吉運が来たのだとして、猫の死後その似姿を張子で作って供養したとも、墓を立ててやったとも言われています。


 ○吉原の人気大夫が飼っていた猫を遊郭の主人が首をはねて殺してしまい(ちなみに飛んで行った猫の首は、大夫が行こうとしてたトイレに潜んでた蛇をやっつけました)、嘆き悲しむ大夫を慰めようと客が木彫りの猫を作った。


 ○浅草に住んでいた老婆が貧乏のあまり愛猫を手放したところ、この猫が夢枕に立って「私の人形を作って売れば儲かる」とお告げをした。

 老婆がその通りに、今戸焼で作った猫の人形を浅草神社の参道で販売すると、瞬く間に売れて老婆は金持ちになった。

 この今戸焼きの招き猫は実際に発掘されており、日本最古の確実な招き猫と言われています。


 ちなみに両手を上げている猫は、商売繁盛と千客万来の両方を「欲張ってお手上げになる」ということで、逆に縁起が悪いものとして扱われるそうです。



 招き猫というと白ベースが一般的だと思いますが、金運アップの金猫Ver.や魔除のご利益がある黒猫Ver.、無病息災のご利益がある赤猫Ver.など実はいろんな色の招き猫がいるそうです。

 ピンクとか青とか緑とかね! カラフルかっっ!!!


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9/28は何の日?

2020-09-28 20:02:36 | 日記


 本日はプライバシーデーだそうです。

 プライバシーの尊重とデータの保護に関する国際的な記念日は、1月28日に「データプライバシーデー」として別にあるため、検索するとこっちの方がヒットする(><)

 今日の『プライバシーデー』は、1964(昭和39)年9月28日に日本で初めてプライバシーの権利を認めた判決が下されたことに由来します。



 有田八郎という元外務大臣が、三島由紀夫氏の小説「宴のあと」でプライバシーを侵害されたとして作者と発行元の新潮社を訴えました。

 「宴のあと」という小説は、料亭の50代の女将と政治家の男が出会って結婚して都知事選を経て離婚するまでを描いた作品だそうです。

 新潮社ホームページによると「恋愛と政治の葛藤を描くことにより、一つの宴が終ったことの漠たる巨大な空白を象徴的に表現する。」ものらしいです。

 訴えの主張としては、「この政治家の男は有田氏をモデルとしており、有田氏の私生活をのぞき見しているような描写を行なって、この作品が公表されたことで有田氏は精神的苦痛を受けた」というものだった
 ・・・っぽいですが、私が分かるようにしか書いてないのでもしかしたら間違ってるかも😅?

 東京地裁はプライバシー侵害を認め、三島由紀夫氏に賠償を命じました。

 この裁判で「プライバシー」という言葉が使われたことにより、世間にその概念や言葉が定着するようになったそうです。

 ちなみにプライバシー裁判で有名になった「宴のあと」ですが、その芸術的価値が認められたのは海外が先だったらしいです。


 プライバシーという言葉の意味自体を調べてみると、

 ○私人の秘密。他人の干渉を許さない、各個人の私生活上の自由。by 総務省

 ○個人や家庭内の私事・私生活。個人の秘密。また、それが他人から干渉・侵害を受けない権利。by 一般財団法人日本情報経済社会推進協会

 個人情報は、「個人を特定できる情報(名前や生年月日、住所、電話番号など)」なので、ビミョーに違うそうです。



 プライバシーが思った以上に昔からある言葉でびっくりした。
 せめて平成からの言葉かと思ってた( ゚д゚)



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9/27は何の日?

2020-09-27 12:47:49 | 日記


 今日は世界観光デー(World Tourism Day)』です。

 1970(昭和45)年9月27日に世界観光機関(UNWTO)の憲章が採択されたことにちなんで国連が定めた国際デーのひとつです。

 例年この日は各国で観光推進のための活動が行われているそうですが、まあ...今年は言わずもがなですよね...。



 さてこのコロナ禍により、犬も歩けば棒に当たるように四条を歩けばスーツケースに当たるという惨状がまったくの逆になりました。

 人出が戻ってきてはいますが、一時期道が向こうまで見通せる状態でしたからね。これ、一瞬前まではぜっっっったいあり得ないことでしたよ。

 大打撃を受けている観光業ですが、近年オーバーツーリズムに悩まされてもおり、非常にバランスがとりにくく面倒な話題です。

 オーバーツーリズムとは、その観光地のキャパを超えて観光客が押し寄せることです。

 交通の麻痺、トイレの不足、ポイ捨てや大声で騒ぐなど単純だけど塵も積もれば山となるマナー違反の数々。

 これらにより迷惑や不満を感じるのは観光客側よりも地元で暮らす人々です。

 江ノ島でも貴船でも、旅行先でたまに普通の住宅や観光客じゃない住人を見ると、「うおっ!?」と思ったものですが、実はこれっておかしいんですよねえ(反省)。

 土地がある以上人が生活しているのは普通ですし、生活の手段も当然観光業だけではありません。

 旅行って一種の異世界探訪みたいに感じてしまうところあるじゃないですか...。私もしっかりしないと。


 ちなみに京都では、オーバーツーリズムの解消として「分散化」を推進しているそうです(それがちゃんと機能していたかはさておき)。

 「朝京都」「夜京都」と題して混雑時間の分散化。

 言わずと知れた嵐山や清水寺や金閣寺以外の観光スポットを案内することで、混雑場所の分散化。

 荷物預かりサービスで観光客に身軽になってもらい、混雑具合の減少を図る。

 などなど。

 もうすぐ紅葉のシーズンですが、海外からの観光客受け入れも再開されるようなので、さてどうなるやらという感じですねー。



 ちなみに観光といえば、高校の修学旅行がシンガポールだったんですよ。

 クラス観光でどこへ行くかという話になり、「世界三大がっかりと噂のマーライオンを見に行ってどれくらいがっかりか体験しようぜ」ということになったのですが、まさかのマーライオン工事中で見ることができずがっかりを超えたがっかりを経験するという貴重な謎体験をしてきました。

 クラス全員の「マジでえええええええ!?!?」が忘れられません...。


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9/26は何の日?

2020-09-26 20:36:36 | 日記



 本日9月26日は八雲忌だそうです。

 小泉八雲の名で知られるパトリック・ラフカディオ・ハーン氏の命日です。



 パトリック・ラフカディオ・ハーンは、1850年の6月27日にギリシャで生まれ、父親の故郷であるアイルランドのほか、イギリス、フランス、アメリカ各州などを転々としていたようです。

 1884年にアメリカ・ニューオリンズ州で開催されていた万博で日本文化に出会い、その後も『古事記』の訳書を読むなどして日本への憧れを募らせた結果、1890年4月に来日しています。

 そして同年8月、日本神話の舞台である島根県松江の学校に英語教師として赴任したそうです。

 その後帝国大学や早稲田大学で教鞭をとり、松江時代に面倒を見てくれた小泉セツという女性と結婚して名を「小泉八雲」と改めました。

 八雲という言葉は「雲が幾重にも湧き出る」という意味で、出雲国を象徴する言葉です(樹なつみさんのマンガ「八雲立つ」を読むとよりイメージできるかも?)。

 三男一女の子どもに恵まれますが、1904年9月26日心臓発作により54歳という若さで亡くなりました。


 小泉八雲といえば、耳なし芳一や雪女、ろくろ首などの「怪談」を著した人物としても知られていると思います。

 実はこれらの民間伝承は、セツさんが語ったものが元になっているそうです。

 この「怪談」のうちの一つ、のっぺらぼうが出てくる話を、私たぶん高校の英語の授業で読んでいるんですよね。

 ...うん、全編アルファベットが並んでいたのははっきり覚えてるし、まさかローマ字ってことはないと思うんで、多分英語の授業( ;´Д`)。

 ただ、この話の印象って「おっじょっちゅー!」しかなくって

 なんでやねん。

 正しくは商人が泣いてる女性に呼びかけた「お女中」なんですけど、当時そんなふうに読んでたのかも怪しいんですが、なんでかこの印象しか残らなくて。

 あ、一応ざっくりしたあらすじも覚えてましたよ。

 「昔、夜中に商人が堀の近くで泣いてる女性を見つけて声をかけたらのっぺらぼうで、逃げた先の蕎麦屋でその話をしたら蕎麦屋の主人ものっぺらぼうだった」

 一行で説明するとこんな話です。

 だからこの話のタイトル「のっぺらぼう」だと思ってたんですが、青空文庫で見ても見つからなくて、そしたらなんと「狢(むじな)」でした。

 狢とは、主にアナグマのことを指しますが、時代や地域によってはタヌキと混同されることもあったそうで、古くはタヌキやキツネと同じく人を化かす妖怪として描かれていたようです。



 ・・・やっぱりあの話のタイトルが「狢」ってちょっと納得いかない(ㆀ˘・з・˘)



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