今日は『小町忌』です。
平安時代前期の女流歌人・小野小町の忌日が、3月18日という説があることにちなんで制定されました。
小野小町は、六歌仙・三十六歌仙・女房三十六歌仙など多くの歌仙の一人と称されています。
また、クレオパトラ・楊貴妃と並んで、世界三大美女としても有名ですね。
ただしこれは、主に日本やアジア圏での認識で、他の地域では「は??」となるらしいです(笑)
さて、肝心の小町忌ですが、実際のところ忌日も生誕も不詳とされています。
生誕だけで、秋田県湯沢説、京都市山科説、福井県越前説、神奈川県厚木説などがあり、墓所にいたっては生誕の地より数多く存在しているそうです。
まあこれは昔の人にはよくあることですね。
面白いのは、
奈良県・帯解寺「小野小町忌」:4月24日
京都府・隨心院「小町忌美心祈願法会」:12月4日
「3月18日が小町忌」ってのはどこいってん。
と言わんばかりのラインナップ(笑)
そんなわけですから、「小町忌」という単語は最近ではもっぱら、晩春の季語として使われるのが主だそうです。
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