記録上、史上最古の日食が観測された日だそうです。紀元前781年6月4日、中国でのことでございます。
眉唾もののお話ですが、それはまあさておき。
なんと今年2020年6月21日! 夕方16時ごろから18時ごろにかけて、日本全国で部分日食が見られるそうですよ!! なんてタイムリー!
日食とは、太陽-月-地球がほぼ一直線上に並んだときに地球から見て月が太陽の前を通り、太陽の一部または全部を隠してしまう魅惑の天体ショーです。太陽が全て隠されるタイプを皆既日食、太陽の外側だけ微妙に見えるけど概ね全て隠されるタイプを金環日食、太陽の一部だけが隠れるタイプを部分日食と呼びます。
小学校の理科でも習いましたが、太陽は強烈な光と熱を放出している天体なので、肉眼で太陽を見ると目を痛めます。なので日食を観察するときは、「日食グラス」や「減光フィルター」などを使ってください。サングラスとか黒い透明の下敷きとかは使用厳禁! ちゃんと専門の道具を使いましょう。
とはいえ、「そんな金かけてまで見る気はないけど、ちょっとぐらいは見たいかなあ」という人もいると思います。私もそうです。
そこでご紹介したいのが、図書カードやQUOカードといったプリペイドカードを使った日食観察法です! 私が高校生の頃に何かで知って、実際に試した方法なのですが、わりとしっかり欠けている様子が見れたのでオススメです。
プリペイドカードのバンチ穴を太陽にかざして、地面や白地の紙、なんだったらシワを伸ばした服の袖でもいいです。そこに写った影を見て下さい。本来ならバンチ穴の部分は丸く白い光が写っているはずですが、部分日食のときは欠けた丸が写っているんです! 見て満足したのでそのとき写真は撮ってないんですけど!
原理はピンホールカメラと同じです。ピンホールカメラとは、小さな穴の後ろにスクリーンを置いて逆さまの像を結ぶことで、撮影機能はありませんが現在売られているカメラの原点です。
『古事記』には、天照大御神が乱暴狼藉を働く弟に怒り悲しんで天岩戸に篭ってしまうという神話が載っています。このせいで世界が真っ暗になってしまったので、神様たちが集まって天岩戸の前でどんちゃん騒ぎをして、気になってちょっとのぞいてみた天照大御神を引っ張り出すというお話です。わりと有名なお話だとは思いますが、これ一説には、『日食を説話化したものである』と言われているそうです。
な、なるほどー!!!
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